逝けなかった、あの子へ。

ホラージャンルではあるが、怪異は登場するが、けれど恐ろしいものではない。
強すぎた「さよならの未遂」の物語。

『霊に姿を与えるのは想い出の力』という理屈は、ファンタジーめいていながら現実世界にも通ずる感覚。
記憶の中で生き続ける存在を、”見る”ことで、ようやく昇華することができる。

派手過ぎず、異なり過ぎず、それでいて現実から一歩道を逸れたかのような。
現実と怪異の狭間を描いた本作を、是非読んでみてください。

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