第21話 わたしの執筆来歴

 カクヨムコン11も始まり、あらたに来てくださる方も多いと思うので、執筆来歴をまとめてみました。


 年末でもあるので、エッセイとショートショートを除く小説の文字数をカウントしたところ、以下の文字数を今年は書いた計算になります。


 おおむね40万文字


 ボツもあるので、トータル45万文字ですかね。

 4月からの執筆ですので、月産だと4~5万字と言うことになると思います。

 まぁ、初動はすごい勢いで書いていたので、普通にかくとやっぱり2~3万もじにおちつくかなぁと。

 多いのか少ないのかわかりませんが。


 来年も元気に書いて行けるといいです!

 (来年は再構成/リライトもやっていきたい)


 では、執筆来歴をどうぞ。


◆すでに記憶のかなた。詳細不明。


 中学時代。タイトルは恥ずかしすぎて書けない。

 ミステリー系を1本。

 SFバトル物を一本。


 これらをノートに書いて、友人に読ませて喜んでいました。

 絵がうまい子がいて、空きスペースに挿絵を書いてくれたのがすっごくうれしかった。

 なので、今ファンアートをいただくと、その時の気持ちを思い出します。


 ミステリーなのは赤川次郎先生の影響だな。いやちがう。氷室冴子先生の『シンデレラ・ミステリー』だ!


 あと、このミステリーを書いているとき、氷室冴子先生の『クララ白書』『アグネス白書』で、札幌の街が小説の中に書き込まれているのを読んで、これいいなぁ、やりたいなぁと思っていたので、この時に書いていたミステリーは街ものにしようとしていた記憶があります。多分成功していない。


 この「やりたかったこと」が、『夢の岸辺で、君を選ぶ』で横浜を舞台にするという形で実現できて、結構感無量。

 異世界書いていると、実世界のことを小説に書き込むなんて起きないので、この現代転生ファンタジーやってよかったと思ってます。



◆働く女性シリーズ(現代リアル)


 もう原稿は散逸しました。

 メルマガ「まぐまぐ」で、働くアラサー女性のいろいろのショートショートを書いていました。50作ぐらいかなあ。これが地域誌のミニコミ誌の編集長の方の目に留まり、ミニコミ誌で2年ぐらい転載していただきました。北関東の一部の地域の方は、活字になったこのわたしの作品を読んでいるかも??


【ここからカクヨム作品です】


◆精霊4氏族ファミリー初代

『雪の国、最後の王太女 ―冬の終焉と、未来への歩み―』

 ジャンル:異世界ファンタジー

 文字数:54,058 字 中編


 着想は高校二年。この下に書く『水の国の物語』の双子というか姉妹作品です。


 最初は『水の国の物語』の主人公スーインのライバルを出すために着想した物語ですが、主人公にはずっと名前が付いていなかった……カクヨム投稿直前に名前付けました。彼氏のカイルとともに、篠原千絵先生の『天は赤い河のほとり』の主人公カップルにちなんで命名しています。


◆精霊4氏族ファミリー元祖

『水の国の物語~揺らぎの果てに未来を拓く~』

 ジャンル:異世界ファンタジー

 文字数;182,333字 長編


 着想は高校二年、『雪の国、最後の王太女』の姉妹作品。


 とにかく滅びる世界で奮闘する人々の気持ち、というのを書きたくて考えていました。が、このカクヨム投稿用に書くまでは、話として全く完成していないどころか、ちゃんとしたストーリーとしてスーインが登場していない!!!今明かされる新事実。

 文字になったのは冒頭のシーンだけです!(爆)


 世界が滅びる予兆と、アーサーがそれを知って夜の執務室で苦労する姿だけしか書いてなかった。しかも名前は、スーインのことしか覚えていない。ぜーんぶ考え直しでした。あとは、頭の中で各キャラクターが遊んでいただけ。


 初期設定時にいた登場人物は、スーイン、王太子(=アーサー)、左大公の長子(=セザリアン)の政権中枢3人のほかは、のちに後宮に入る予定のスーインとセザリアンの姉妹、スーインの子供、吟遊詩人(=イフラーム)。

 この人たちは、全く設定は決まってなくて、こんな設定にしたらどう話が転ぶか?と考えていただけだったので、設定内容は時期によりいろいろでした。


 スーインの子供に至っては、実子バージョンと養子バージョンがあり、しかも二人もいる予定ではなかったです。異父兄妹という発想もなかった。


 さらにイフラームは、通りすがりぐらいのイメージで旅の吟遊詩人という軽い扱いでした。きちんと書くにあたり、風の王太子に突然出世した人物です。

 セザリアンは敵役ではありましたが、あそこまでイカレた人物になるとも思っていなかった。


 頭の中で考えてるだけではなくて、文字にしてなんぼだってことを痛感した作品でした。


◆精霊4氏族ファミリー派生

『香りの記憶~記憶喪失の侍女、無愛想な騎士のもとで長居しております~』

 ジャンル:異世界ファンタジー、

 文字数:84,072字 長編


 着想は2025年夏。『水の国の物語』を書くのに苦しみ、設定を作って遊びたくなった。あと、王道恋愛をやってみたかった。(なのに恋愛物になってない気がすごくする)


 なんか賞に向けて書きたくなって、大人のスローライフ系で書いたもの。

 イメージは赤毛のアンの、いわゆる北米の家庭小説と言われるカテゴリをイメージしていましたが、古いですよねぇ。賞を突破できるわけがない。


 そして今のところ、一番影がうすい。イケオジとロリ娘のおじさま溺愛という中華短剧では大好きなシチュエーションのはずがそうなってない。スローライフを意識しすぎたのかな。でも個人的には大好きなんだが。


◆精霊4氏族ファミリーの伝説すべての始まり

『眠り姫伝説』

 ジャンル:異世界ファンタジー

 文字数;15,057字 短編


 着想は高校一年、『雪の国、最後の王太女』の姉妹作品。


 この話を思いついたきっかけをもう覚えていない。うーん。

 前田珠子先生のカル・ランシィの女王シリーズに影響されたのか?いやこの時期にもうカル・ランシィ出てたっけか?でも影響を受けたとしたら、それ。


 年に一度、文芸誌を発行する学校だったので、それにこの眠り姫伝説の初稿を提出しています。今読むと、下手すぎて爆死。でも、ラストシーンは今よりいいものを書いている。うーむ。むずかしいですね。


 あーーー。あと、鳴海丈先生の『聖痕者ユウシリーズ』にも影響されている。

 長くなるので、この話は別で。



◆精霊4氏族ファミリーの異端児、現代が舞台

『夢の岸辺で、君を選ぶ』

 ジャンル:現代ファンタジー

 文字数;63,318字 中編


 着想は社会人になったころ。


 ファンタジー書いている場合ではなかろう、と文芸寄りの文章に走りたくて、設定を江國香織先生の『きらきらひかる』の設定を借景として使い、中身は氷室冴子先生の『月の輝く夜に』のエッセンスを使って、愛に気が付く大人の恋愛を書きたかった。


 が、これも頭の中で転がすだけで、結局結末がどうなるかも決めてないまま。

 あー。ちゃんと夫婦の形に戻って穏やかな日常に戻る、だけは決めてたかな。


 これも『水の国の物語』を書くのが辛すぎて、息抜きに現代を書けないかな……しかしせっかくなら、精霊4氏族に紐づくといいかもしれないと思って、上記に書いた登場人物と中身の方向を生かす方向でAIと壁打ちをして、転生物のプロットとストーリー展開を考えました。


 AIの回答は、スーインの前世を書くといいでしょう、でした。

 でもねぇ。スーインは大好きだし、大事な人だけど、そこまでスーインばっか書きたいわけではないのよ!


 と考えて、わたしが出た結論が、『眠り姫伝説』の眠り姫を現代に転生させて、「転生の生」を生ききったら異世界に戻せばいいんじゃない。


 でした。水の国の物語のあとがきかなにかに、「眠り姫なら転生物に説得力を持たせられると気が付いた」と書いていますが、それはこの思い付きでした。


 AIって……と思うようになったのはこの作品からで、それまでスーイン一辺倒の案しか出してこなかったくせに眠り姫の転生ストーリーにする、と言ったとたんに「それはエモいです!素晴らしい発想です!」と持ち上げまくってきたからなんです。※眠り姫伝説自体の骨格は既に与えていたので、AIだって発想できたはず。


 そんなにエモいんだったら、なんで君が思いつかないんですかね?と思い、あぁAIはやはり所詮、確率論なんだなぁと悟った印象深いAIとの壁打ちも行った作品になります。


◆習作集

 『神と精霊の息吹』異世界ファンタジー、精霊4氏族の基礎

 無駄に長文を書きがちなので、短文を書くために精霊4氏族の神話的な小話を書く練習の場にしています。

 小話が集まってギリシャ神話という壮大な物語になる、というようなイメージで進むといいなと思ってます。


 もとはクロノヒョウ様の自主企画「時計台に住む乙女」を題材にしたショートショートを書いたのが始まり。『高い塔には、ただ時を刻む天女が住む』が思いのほか良い出来で。神と精霊の時代から人間の世になりました、とだけ設定していたその間を埋める良いピースになりました。

 今後、思いい付くたびに2,000字程度でいろんなピースを作っていこうと思います。(作品ナンバーには入れていないです)


 

◆エッセイたち


 短いのがいいのか、読まれる率が高いですね。

 特にイケメン沼と病気遍歴。


 イケメン沼は同士が来てくれていると思っています。闘病系は売れるコンテンツとは知っていましたが、やはりその路線に乗って読んでもらえているのでしょうね。

 でも、病気系は皆様の役に立てるといいとは思っているので、広く読まれることはうれしいです。文章書き冥利に尽きます。


 『日々是雑記』

 創作にまつわるあれやこれやと、創作にまつわる身辺のことをを雑多に。


 『創作する際の、私のバイブル』

 雑記との区別に困ってますが、作品論的な内容のものはこちら。

 

『今更イケメン沼にはまった、悪かったな!』

 今更イケメンを認識できるようになり、推し沼にはまった記録。

 そんなに各ネタはないだろうと思いつつでしたが、尽きない……


 『さくらの病気遍歴』

 そのまんまです。病気だらけでも、こんなに楽しく生活できているんだ!と伝えたいです。

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日々是雑感 三木さくら @39change

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