第11話 精霊4氏族ワールド 3【ネタバレあり】
この話は、「第6話」の続きになります。
https://kakuyomu.jp/my/works/16818622175415678155/episodes/16818622175880547179
6話で書いた『〇〇〇伝説』、ちょっとあんまりなんで『とある伝説』とでもしましょうか。
この話は、『水の国、揺らぎの果てに未来を拓く軌跡の物語』を動かす謎の一つになっていたので、この『とある伝説』も今回話をアップデートするにあたりどうにかしないといけない問題に直面してしまいました。
が。
影響されている作家さんのにおいが強すぎること、中二病すぎて私が耐え切れないこと、物理的に時間が足りない!こと、何より当初想定していた『とある伝説』が『水の国、~(略)物語』を動かすために必要なロジックを組み立てなおすことができなかったことから、『とある伝説』を使うことをやめる!という決断に至りました。
なぜロジックを組み立てなおせなくなったかといいますと。
これは、私のジャンル遍歴の問題なのですが、私がもともと書いていたジャンルはSFだったんです。なんと、SF戦闘物もやっていました。
が、不勉強すぎてSFを撤退し、そろりそろりとファンタジーにジャンルを移したという経歴があります。
この『とある伝説』や神話を書いていた時期は、ちょうどこのSF→ファンタジーのジャンル移動の真っ最中だったので、微妙にSFのしっぽを引きずっていて『とある伝説』を『水の国、揺らぎの果てに未来を拓く軌跡の物語』のなかで動かす前提に、コールドスリープ技術を置いていました。
だんだんファンタジーに移行していたので、完全にファンタジーになったとしても、コールドスリープのような魔法を考えればいいじゃんね、と安易に考えていました。
さて月日が流れ、実際に純粋にファンタジーとして発表してみようと考えたときに、魔法としてのコールドスリープ……なにそれ?
いざとなると、もどうにもこうにも、納得感のある魔法のロジックが組めなかったのです。あほすぎる。
で、『とある伝説』はお蔵入りになったのです。
ただ、『とある伝説』を使わないとなると、『水の国、(略)物語』を動かす中核の謎といいますか起点といいますか、動機になる部分がなくなってしまいます。小説として成り立たなくなるので、ひねり出したのが「中の姫の
ではこの中の姫の話はどこから来たかといいますと、実は『水の国、(略)物語』に登場させる予定の一人の姫の設定を変えたものになります。たしか、スーインの妹の一人だったはずです。
とても長い間寝かしていた話なので、本当にいろいろな変遷があるのですが。
『水の国、(略)物語』は、今は政治的な群像劇になりましたが、もともとは王にまつわるいろんな女性の愛のカタチを描く群像劇の予定でした。
今でも、割と何パターンかの女性を出しているので、設定は生きているのですが、男性たちが増えたこともあり、何人かの女性のパターンが消えていきました。
もちろん書きにくいパーソナリティを持っている女性が優先的に?消えるわけで、その中でも「愛するあまり束縛が強すぎて自爆するパターン」が、自分のパーソナリティから遠すぎて、うまく書き込めずに困って持て余していたので、真っ先にリストラ候補となり消えていきました。
が、やっぱりどこかもったいない気持ちがあったのか、この人を伝説みたいにして書き込まなければ、「愛のあまり束縛が強い女性」というパターンも一つ入れられるし、消えた『とある伝説』の代替にすることはできないか?とひらめいたのです。
そしてこのひらめきが、「中の姫の
結果として『とある伝説』を使うより、直接的に水の国が苦しむ原因を与えることができたので、話の展開としてはこれでよかったのだ、と思ってます。
と、お蔵入りした『とある伝説』ですが……
最近になって、こうやってカクヨムでたくさんの転生物を拝見したり、それこそ中国ショートドラマでもたくさんある転生物を視聴するうちに、
「あ、転生を使うのもありかも」
と、これまたひらめいてしまったのです。
転生、面白いのですが、自分が使うのはちょっと違うというか無理、という先入観がずっとあったのです。
思い込みでしょうが、転生って設定が難しいというか、どこまでを転生でカバーするかとか、何を制約にするかとか、考え出すとわけわからなくなるのです。転生でチート、書くの楽しそうなんですが多分、自分には無理です。
が、『伝説』まわりだけに使うなら、これは自分でも書ける、ありだと気が付きました。今更感がすごいですが、いったん頭が「無理」となると、気が付くのも難しいもんだと実感しました。転生物をずっと知っていたのに、取り入れるのが今更となったのです。
なので、『水の国、(略)物語』の後に考えている小説は、現代ファンタジーの転生物です。源泉は、水の国なんですけどね。
話の起点となっている「中の姫の
とはいえ、先に今の水の国に関連した異世界恋愛物に着手しちゃうかもで、そこはまだ決めかねていますが。
中国ショートドラマのせいで(まだ言うか)、なんだか頭が恋愛モードなのです。
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