カクヨム短歌賞1首部門応募作品

暁葉留

五七五　あなたの真似して詠んでみたやっぱり私はあなたが嫌い

人生を彩るためのものだから君に決めたよ初恋泥棒

「この景色走馬灯で流してほしい」消しゴムマジック使えるだろうか

三日月に笑うひとみは朧月欠けてるものはもう知っている

きみのこえスマホの裏に挟んだらずっと私を叱ってほしい

脳天にオムレツのせた一回生呆れたように少し焦げてた

【魅力的なポニーテールの高さについて】きみの背中で論文を書く

ふくらんだシールに浮かぶ星月夜幼き夢に今も溺れる

「箸にもね、カップリングがあるんです」めんどくせぇなと呟く君に

不器用なアシンメトリーひらめいて

いつか光るよ

私のままで

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