ひそかにアイドルに憧れていた高校1年のそらは、学校の屋上でひとり踊っていたのを何者かに目撃されてしまう。自分だけのステージが誰かに見られたその時から、彼女「たち」の輪はゆっくりと、輝きながら広がっていく。
段々と関係が繋がっていく感じにワクワクしました。
中心となるキャラたちは、どこか世界に馴染めずにいて、自分の心が自由になれる場所を求めていたように思います。屋上での出会いをきっかけに、彼女たちは胸の奥に閉じ込めていたものを表現し、それが誰かに届くたび、彼女たち自身とそれを受け取った周り、両方が変わっていきます。その様はまるで、水面に落とされた雫のようだと思いました。
空って、見上げればいつでもそこにあります。遠く離れていても、空を通して私たちは繋がれるのかもしれません。読んでいて、誰かの心が遠くの誰かに届いて、共鳴するイメージが浮かびました。
あたたかくて、優しくて、まっすぐな、キラキラした作品です。
個人的に、ライブハウス等のシーンの現場感が好きでした。
イラストや楽曲も公開されているため、より世界を拡張して楽しむこともできます。
歌って踊る作品なので、アニメなどでも見てみたいと思いました。