創作の光と闇が笑えるほど愛おしい、三話完結の傑作短編!

三話という短さなのに、とんでもなく濃密で面白い作品でした!
新人作家・芽吹さんの不器用な奮闘、人気作家イルさんの裏にある本音、そして“暗黒巨星ベガ”という存在が生まれていく流れが、笑いながらも妙に胸に刺さります。

読者から見ればギャグなのに、創作者なら「わかる!」と叫びたくなるポイントが随所にあり、テンポの良さも抜群。
特にラストの「暗黒巨星ベガだ。」の一行は、すべてをひっくり返す最高のオチでした。

創作の苦悩と喜びが詰まった、とびきり愛おしい短編です。
三話でここまで魅せてくれるの、素直にすごいです!

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