神話、寓話、童話のような話に、現代におけるアンチテーゼを混ぜ合わせ、ひとつの短編にしたような作品。かなり作り込まれているのがわかる。そして伝えたいことも。正直なところ、少し理解に及ばない部分もあるかもしれないが、得てしてそういうものである。各々解釈するがよろし。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(403文字)
ジャメ教?と思ったのですが、蛇はとある宗教では神々、ある宗教では悪ですもんね。宗教的な背景と照らし合わせて色んな捉え方ができるな、と思いながら読んでました。
誰の正義が誰の悪か、等ともうしますが見る人の視点によって認識と言うものは変わるもので、時の流れによりそれらは入れ替わったりしてしまいます。それでも世界はバランスをとるかのようにヒエラルキーを形成し…続きを読む
様々な分野の知識を貪欲に取り入れ、それを独自の視点と複雑な構造を持つ物語に落とし込むことで、「弱者と強者」、「正義」、「管理」といったテーマを多角的に探求し、言葉や理屈だけでは捉えきれない、世界や人…続きを読む
もっと見る