違和感を感じた時にはもう遅いよ
- ★★★ Excellent!!!
椎葉伊作先生の書籍発売後初の新作!
今回は初の創作論エッセイか〜
そういや椎葉先生Xとかでも創作論とか語ってるの見たことないし読んでみよ〜
と読み始めたものの、なんかXのお人柄と違うな…と違和感感じたところ、これ椎葉伊作先生の創作論じゃない!
似た雰囲気のお名前だけど別の作家だよ誰これ??
と思った瞬間に椎葉劇場の幕が開き、どんどん不穏な世界に引き込まれました。
現実世界の話から怪異の世界への誘導がとてもスムーズ。
そして作中の主人公も、大学在学中に中途半端な成功体験を掴んでしまった彼と、夢がない私の夢は彼の夢を叶えること系彼女のよくある話として違和感なくスタートしたのに、違和感を感じた時には引き返せない袋小路に入っちゃってる。
二十代の頃は、生活と金銭事情と恋愛感情に振り回されながらも夢に向かっている間は疲労感を感じずに走って行けるんだよな…ということを懐かしく思い出しながら読みました。
走って行く方向が明らかに不穏でゾクゾクしながら読みました。