第4章:沈黙という返事──何も動かない制度の“記録” 【節1】◆ note Day 3
あれから3日。
特に連絡もない。
反応もない。
ただ、静かに時間だけが進んでいる。
でも、たぶんこれは──ただの“何も起きていない”じゃない。
ちゃんと届いたからこそ、静かになったんだと思っている。
こっちは、そんなに強い言葉を書いたつもりはない。
ただ、「こうすれば整うと思います」っていう形を
穏やかに差し出しただけ。
でも、向こうはそれを見た時点で──
動けば構文を認めたことになるし、
黙れば黙ったで、“見てしまった記録”になる。
つまり、どっちを選んでも、制度には“記録”が残る。
だったら、黙るしかないのかもしれない。
でもその“沈黙”こそが、
いちばん深くて、重たい返事なんじゃないかと思っている。
たった一枚の紙。
そこに何も言えなくなるって、
ある意味、言葉よりもずっと大きいよね。
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