概要
ふわりと香るそれに彼女を感じる
月光の差し込む夜、窓辺に現れる彼女。その姿はレモンの香りとともに主人公の心を揺らす。だが、光が遮られた夜、彼女は消えてしまう。探し続けた先で待つのは再会か、別れか——切なくも幻想的なひとときが胸に残る短編。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!窓際の月の光の当たる場所 あの子と会える穏やかな夜
夜はプライベートな時間だと思うのです
会社や学校などの社会から解放されて、夜が深まるにつれてパーソナルスペースも広がっていきます
そんなとき、夜を一緒にいられる人は、心から許されていることでしょう
限定条件によって、彼女に会えます
月の光なんて外に出ればどこにでも……と思ったのですが、案外見つからないものなのですね
とくに人の多い場所なんて建物がたくさんあるから、光が届きません
でもね、人は会いたいって気持ちだけで、どこへだって行けるのです
「彼女をとても愛している」ではなく、たんに「会いたいから」だけで夜を求めているような印象を受けました
彼女といる夜が特別で、たやすく手放したくない
だ…続きを読む