3隻目購入まではとても面白く読めた。
- ★ Good!
ヒト種(作中ではウォーカーと呼称)よりも大柄な人外系ヒロインたちが差別の対象となる世界。
作中には「コーラ」などのオマージュや通貨名「プニ」星系やステーション名のほんわか感、さらにハイパースペースを妖精界として描くファンタジー要素などの独自性があり、序盤はサクサク読めた。
2隻目の内装改造でQOLが向上するあたりまでは純粋に楽しめた。
3隻目は傭兵船としても採掘船としても中途半端で、構造的に改造が難しく使い勝手が悪いことが購入前から分かっていたのに「想定より安かった」という理由だけで購入。
船自体もほぼ自作可能にもかかわらず「部品面で費用対効果的に面倒だからやらない」という程度の説明しかない。
しかし、中古船はウォーカー以外が乗ることを想定していないようで、主人公たちが求める生活水準には改造が必須レベルなのに、当人たちは表面的な要素しか見ていない。
また、操船以外はヒロインたちが強いためか主人公の低人権化やATM化し始め、金策が不安定な現状にもかかわらずドローンやロボ、高級食材を買い漁る成金ムーブ。
理不尽さに辟易しつつも特に対処せず、などの粗が目立ってくる。
そして目標を見失い、自らトラブルに首を突っ込み、嫌々対処しながら「トラブルやだな~目立ちたくないな~タマツキ言われるのやだな~…チラッチラッ」というパターンが定着し、読む意欲が削がれてしまった。
一言でいえば「鶏口となるも牛後となる」作品。