才能のない奴に小説を書かせる方法


プロ小説家だろうが、アマ作家だろうが、初めて小説を書く人間だろうが高確率でぶつかる壁がある。


「小説を書いたが続きが書けない!」


という不治の病である。


小説を書いているのに何故か続きが書けないという物書き生命が絶たれかねない病魔である。


つまりは、筆が止まる病だ……。


小説が書きたいのに、小説が何故か書けない状態である。


この状態は非常にヤヴァイ。


人によっては20年近く書けなくなる事もある。(私は17年くらい書けなくなったことがある)


「小説を書く才能がないからそうなるのだ!」


その言葉で諦められたらどれだけ幸せだろうか……。


書くのを諦められないから辛いのだ。


書けない時も常に書けない小説を書けないだろうかと悩まされるのだ。


それなのに書きたいのに書けないのだ。


ストーリーも設定も落としどころもしっかり練り込んでも書けないのだ。


悩む前にさっさと書けばいいとシンプルに手を動かせば良いのだが、書けないものは書けないのである……。


小説を書く才能が欲しい!


才能……。


才能ってなんなんだろうか?


才能とは?


『ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力』


『生まれつき備わっている能力や資質。特に、優れた能力や素質を指す』


『生まれつき持っている、特定の物事をうまくこなす能力』


と、辞書を引けばでてきます。


つまり、才能とは良い結果を出せる能力なのである。


先天的なのか後天的に獲得されるものかすら、結果がでるまでは才能があるかどうかなんて分からないである。


なんともご都合主義な言葉ではないか。


うまく行けば才能があり、失敗すれば才能がないと納得させる言葉である。


そんな言葉に振り回されて良いのか?


いいわけがない。


なので、小説を書く時に才能あるとか、ないとかまずは気にしない事にする。



しかし、才能とか、そういの気にしないとかいったところでだ。


小説が書けない現状は続くわけです。


そういう時の解決手段はとにかく書く、書きたい場所だけ書く、書けない場所は書くための知識や情報やアイデアが足りないだけなのだと割り切る事が重要という考え方がある。


まあ、ようするにカタチにできるところからカタチにしてしまって後から細部を埋めるのである。


とりあえず、この手段で今日からまた、書き初めてみようと思う。


2025年9月12日現在。

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