一気読み!ワインも小説も美味いものは最後の一滴まで感じさせる余韻がある

繊細な文章力が、お話の軸となるワインの調律と、とても合っていて、文章自体が素敵な音色のようでした。

美味しいワインは、ずっと味わっていたくて…ついつい飲むのをが止まらないように、このお話も、最終話まで一気に読んでしまいます。

お話は、主人公タカヒコが女神ヴィーニアに呼ばれ、異世界への屋台で働きながら、忘れられたワインや、魔酒として力を発揮できない ワインを調律していくストーリー。 

女神ヴィーニアがただの女神でなく、飲んだくれでツケ女神と呼ばれている所が、良い! 

タカヒコの弟子になったアルネもピュア。

これから…あなたが何か進むべき道にであった時、女神ヴィーニアを思い出せば楽しくなるし、タカヒコの旋律を思い出せば、自分だけの地図を見つけ出せるはず。

ぜひ、お手に取っていただきたい作品です。





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