第31話 香澄と凛子㉛

一緒にテレビを見て過ごしましたが、ふと彼女が私の肩に頭を乗せてきたのです。

その行動にドキッとしてしまいましたが、平静を装って会話を続けました。

そして、その時ふと視線を感じてそちらの方を見ると彼女が私のことをじーっと見つめていることに気づきました。

何か用があるのかなと思いつつも、彼女の方を見ていると今度は私の方へ近づいてきてキスをしてきました。

突然のことで驚いたのですが、すぐに受け入れて、私も彼女の唇を求めました。

そして、そのまま何度も唇を重ね合いました。

彼女の舌が私の口内に侵入してきて私の舌に絡めてきましたが、私も負けじと応戦し激しく求め合ったのです。

その結果お互いの唾液を交換することになってしまいましたが、それがとても気持ちよかったです。

それからしばらくしてようやく唇を離すと銀色の橋ができ上がっていましたが、それを気にせず彼女の方を

見ると目が合った瞬間どちらからというわけでもなく、自然とキスを交わしていたんです。

彼女は先ほどよりも濃厚な口づけをしてくれまして、そのおかげで頭がボーっとしてしまうほどでした。

そんな状態でも必死に意識を保とうとしていると不意に彼女が耳元で囁いてきたのです。

「香澄、もっとして欲しい?」

そう言われてしまったらもう我慢できなくなってしまい、すぐに返事をしてしまいました。

その答えを聞いた彼女は微笑んでくれましたので嬉しくなりましたし、

何よりも彼女からの愛情を感じられて幸せな気持ちになれました。

そんなことを考えているうちにいつの間にか唇を離していましたので残念だったのですが、

それでも彼女のことは愛していますので問題はありません。

それからしばらくの間、私達は、お互いの愛を確かめ合うため何度もキスを交わしました。

舌を入れて求め合ったりもしましたし、時には甘噛みしたりして刺激を与え合いましたが、

それでも足りずもっと深く繋がりたいという気持ちが強くなっていったのです。

そんな時に彼女が突然こんなことを言い出したんです。

「ねぇ香澄、私のこと好き?」

と聞かれたので迷わず答えました。

もちろん大好きです! と答えると同時に彼女の方からキスをしてきて、

そのまま押し倒された私は抵抗することもできずされるがままになってしまいました。

まずは軽く触れるだけの軽い口づけを何度かした後、徐々に深く濃厚なものに変わっていったんです。

それに合わせるように私の体にも変化が現れ始めました。

全身が熱くなり始めると同時に力が抜けていくような感じになったのです。

そんな私の様子を見た彼女が得意げに微笑んできたのですが、それがとても可愛らしくて見とれてしまいそうでしたが、

それでも構わず続けた結果、ついに限界を迎えてしまいましたようで倒れ込んでしまったのです。

慌てて抱き起こそうとするも力が入らず、上手くいかなかったので仕方なく膝枕をしてあげることにしましたのです。

そうすると彼女は安心したような顔で眠りにつきましたが、私もまた同じことを考えていたようでお互いを見つめ合ったまま笑い合っていたのです。

その後、私達は一緒にお風呂に入ることになるのですが、そこで思わぬ出来事が起こることになります。

なんと私が体を洗ってあげるという名目で彼女にエッチな悪戯を仕掛けたことにより、大変な事態に陥ってしまったのです!

その結果、私たちはお互いに素肌のまま抱き合うという行為に及んだのですが、それがとても気持ちよくて癖になってしまいそうですし、

何よりこの状態が続く限りずっと彼女と愛し合っていられると思うと幸せすぎてどうにかなりそうです。

そして翌日も朝から晩までずっとイチャイチャしていた結果、夜には疲れ果ててしまい二人揃って寝てしまったのでしたが、

それでも朝起きるとまたいつものように求め合い始めましたので結局一日中愛し合ってしまったのです。

それからというもの、私と凛子は愛という感情で結ばれており、お互いを大切に想い合っています。

そして、そんな私達の関係を邪魔する者は誰であろうと許さないという強い意志を持っているためか、

周りからはバカップルだと思われていますが、それでも構わないと思っています。

だって好きな人と一緒にいられるだけで幸せになれるのですから……。

そんな幸せな日々が続くと思っていたある日のことでした。

突然凛子がある提案をしてきたのです。

その内容というのが、私と一緒に下着姿で過ごしたいという事です。

最初は何故そんなことを言うのか理解できませんでしたが、

話を聞いてみると納得できる部分もありましたので、了承することにしました。

そして、私達は早速着替えることにしました。

まずは凛子が身に着けている下着を見せてもらうことにします。

彼女の体は白く透き通るような肌でとても美しく見えました。

次に私が着ている物を見せる番です。

私のは黒を基調としたレース付きの大人っぽいデザインのものでした。

それを見た彼女は目を輝かせながら褒めてくれるのです。

それが嬉しくて思わず照れてしまいますが、それでも彼女に喜んでもらえたことが何よりも嬉しかったので素直に喜びました。

その後、二人で一緒にお風呂に入ったりもして楽しい時間を過ごした後に眠りにつくのですが、その時に彼女が私に抱きついてきたんです。

しかも素肌のままだったので驚いてしまいましたが、それ以上にドキドキしてしまいました。

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