第25話 香澄と凛子㉕
彼女は私のことをぎゅっと抱きしめ、耳元で囁きかけてきます。
それがくすぐったくて身を捩ると、今度は私の首筋や耳にキスをしてきました。
そんな仕草が可愛くてついつい抱き締め返してしまいましたが、 そのまま押し倒されてしまいました……全く油断も隙もありませんねこれは……。
そして結局その日は夜まで愛し続けることになったのでした……。
私はいつもよりも早く目が覚めてしまったようでした。
まだ外は薄暗く、部屋の中も薄暗い状態です。
時計を見るとちょうど4時を指しており、起きるにはかなり早すぎる時間でした。
隣で寝ている彼女を見ると気持ち良さそうに寝息を立てていましたし、起こすのは可哀想だと思いそのまま二度寝することにしました。
しかし、なかなか寝付くことができず、結局30分程しか眠ることができませんでした。
その後、彼女が目を覚まし、私に抱きつこうとしてきましたのでしっかりと受け止めてあげました。
そうすると彼女は嬉しそうな表情を浮かべつつキスをしてきたのですが、私もそれに応えるように舌を絡め合いました。
しばらくそうしていた後、唇を離すと唾液が糸を引きましたがすぐに切れてしまいました。
その後は二人でシャワーを浴びてから朝食の準備をすることにしましたが、その間も彼女はずっと私にくっついたままでいたので少し困ってしまいました。
結局それからも彼女の甘えは留まるところを知らず、一日中べったりとくっついていたのでした。
そんな毎日が続いたせいか、ここ最近の睡眠時間は平均10時間を超えており、あまり体調が良くありません。
それでも彼女と一緒にいる時間が幸せなのでやめられませんし、寧ろどんどん依存して行ってしまっています。
このままいけば本当に彼女のことしか考えられなくなりそうで怖いですが、そうなったらそうなったで別に構わないと思ってしまっている自分もいます。
もう完全に彼女にどっぷりハマってしまっていますねこれは……まあ今更後悔しても遅いですが。
でも自分から離れるつもりもありませんから仕方ありません。
これからもずっと彼女と一緒に過ごしていくつもりです。
でも、最近少し不安になることがあります。
それは、彼女が私に飽きてしまうのではないかということです。
彼女はとても魅力的な女性ですから、私以外の女性とも関係を持つことがあるかもしれませんし、そうなったらきっと私は立ち直れないと思います。
だからこそ、そうなる前に行動に移す必要があります。
私は彼女を失いたくないのです。
だから、私は決意を固めました。
「あのね、凛子キスしようか」
私は、そう言うと、彼女の頬に触れて、ゆっくりと唇を重ねます。
最初は軽いフレンチキスから始まり、徐々にディープキスへと変わっていきます。
そして、最後にもう一度深い口づけを交わし、舌を入れました。
彼女の口の中はとても甘く感じ、いつまでもこうしていたいと思ってしまいますが、流石にそろそろ切り上げないといけません。
名残惜しいですが、唇を離すと糸を引いていましたがすぐに切れてしまいました。
それからしばらく余韻に浸っていた後、私は立ち上がり部屋を出ようとしました。
しかしその時、彼女に腕を引っ張られてしまいバランスを崩して転んでしまいました。
幸いにも床はフローリングだったので痛くなかったのですが、それよりも驚いたのは彼女の顔でした。
泣いていたのです。
どうして泣いているのか分からず困惑していると彼女は泣きながら私に抱きつきそのまま押し倒されてしまいました。
そして何度もキスをされました。
最初は抵抗していたのですが、次第に力が抜けていき最終的にはされるがままになってしまいました。
結局その日は夜まで愛し合ってしまったのでした。
最近凛子の甘え方が日に日に増して来ている気がします。
例えば、朝起きると必ずと言っていいほど私の布団の中に入ってきていて私に抱きついてくるのです。
しかもそれだけではありません。
なんと私の胸に顔を埋めてくるんです。
その行動の意図は分かりませんが、おそらくは愛情表現の一種なのでしょう。
そう考えると可愛く思えてくるのですが、正直、毎朝これをやられると流石に困ってしまいます。
何故なら、凛子はとても小柄な体型をしており、それに加えて私よりも少し年下ということもあり、
幼さも残っているため、余計にそう感じてしまうのです。
しかし、そんな彼女のことが可愛くて仕方ないのもまた事実で、つい甘やかしてしまいますし、
私もそんな彼女のことを可愛がっているので、お互い様と言えばそうなのかもしれません。
そんなある日のこと、唐突に彼女はこんなことを言い出したのです。
それは、彼女から突然のキスでした。
それも、唇と唇が触れるだけの軽いものではなく、舌を入れるような濃厚なものでした。
突然のことに驚いてしまい、反応できずにいると、そのまま押し倒されてしまい、さらに深く口づけられてしまいました。
それからしばらくの間、私達は互いの舌を絡ませあい、唾液を交換していましたが、それでも足りないというように、さらに激しいキスを求め合いました。
そして、結局その日は、夜遅くまで愛し合ってしまったのでしたが、それでも私達は幸せを感じていました。
翌朝、私は目を覚ますと隣には、凛子の姿がありましたが、
彼女はまだ眠っていたようで、その寝顔はとても可愛らしく見えました。
そんな彼女の頭を撫でていると、やがて目を覚まし、私に微笑みかけてきたのです。
そして、彼女は私に抱きついてきました。
その瞬間、私の理性は崩壊寸前になってしまい、そのまま押し倒してしまいました。
すると、彼女もそれに応えるように私に抱きついてきて、さらに深い口づけを交わしたのです。
その後も、私達は何度もキスを繰り返しましたが、それでもお互いに満足することはなく、何度もキスをし続けたのです。
その後、私達は、ベッドの上で抱き合ったまま、
幸せなひと時を過ごしていたのですが、ふと時計を見ると既に昼過ぎだったため、慌てて起き上がりました。
そして、二人でお昼ご飯を食べた後、再びベッドに戻り、また愛し合うのでした。
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