[29]: 屋敷への帰還、そして一時の安息
とりあえず、こんな物騒な場所に長居するのもなんだし、詳しい話は屋敷に戻ってから聞くことにした。
俺「よし、ルナも一緒に俺の屋敷に来い。そこなら安全だ」
ルナ「え…でも…ご迷惑では…」
俺「迷惑なんて思うわけないだろ? 困ってるヤツは助けるのが俺の主義なんでね」
リリアーナ「そうですわ、ルナさん。リュート様のお屋敷はとても広いですし、私たちもおりますから」
ミリア「はい! 私、お茶とお菓子を用意しますね!」
半ば強引に、俺たちはルナを連れて屋敷へと戻った。
屋敷に着くと、ミリアは早速約束通りお茶の準備を始め、リリアーナはルナに温かい毛布をかけてやっている。
セシリアは…腕を組んでルナを観察しているが、敵意はなさそうだ。むしろ心配しているようにも見える。
(さて、これでまた一人、俺の保護対象が増えたわけか)
チーレムの波動を感じるぜ…!
まあ、今はそんなことより、ルナの話をじっくり聞くのが先決だな。
『黒き月影』とかいう胡散臭い組織、ぶっ潰してやるか。
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