[15]: セシリア騎士団長のストーキング疑惑?

王都散策デート(ミリア付き)を楽しんだ後、俺たちは屋敷に戻った。

ミリアは「恩返しがしたい」としきりに言うので、「じゃあ、うちでメイドとして働かない?」と提案したら、目をキラキラさせて快諾してくれた。

やったぜ、猫耳メイドゲット!


リリアーナ「リュート様は、本当にお優しいのですね」

俺「まあね。可愛い女の子には特に優しいよ」

リリアーナ「(ポッ)そ、そうですか…」


そんなやり取りをしていると、屋敷の庭の木陰から、鋭い視線を感じた。

…ん? あれは…銀髪ポニーテール?


俺「(セシリア団長じゃね? 何してんだあの人…まさか尾行?)」


俺が視線を向けると、セシリアは慌てたようにサッと身を隠した。

…おいおい、バレバレだぞ。

ツンデレ騎士団長、もしかして俺のこと気になりすぎてストーカー始めちゃった?


(これはこれで美味しい展開だな…! 面白くなってきたぜ!)


俺はニヤニヤが止まらなかった。

異世界チーレム、まだまだ始まったばかりだ!

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