[2]: 異世界初日、森の中と即トラブルの香り

気が付くと、俺は鬱蒼とした森の中に立っていた。

小鳥のさえずりや、どこからか聞こえる獣の咆哮が、ここが地球じゃないことを教えてくれる。


(うおー! マジで異世界じゃん! テンション上がるわー!)


俺「とりあえず、女神様がくれたチートスキルとやらを確認してみるか。『ステータスオープン』っと!」


目の前に半透明のウィンドウが浮かび上がる。


====================

名前:神崎 琉斗(リュート・カンザキ)

種族:人族(女神の超絶祝福)

レベル:1

HP:99999/99999

MP:99999/99999

筋力:EX

耐久:EX

敏捷:EX

魔力:EX

幸運:EX


スキル:

【女神の超絶祝福(ゴッデス・アルティメット・ブレス)】

【全属性魔法適性EX】

【剣術神域】

【体術神域】

【限界突破】

【鑑定眼・極】

【アイテムボックス・無限】

【言語完全理解】

【経験値1000倍】

【スキル強奪】

【絶対魅力(対異性限定・効果絶大)】

【豪運(金運・アイテムドロップ率超UP)】

…他多数(表示しきれません)

====================


俺「うっひょおおおおお! マジで全部乗せじゃん! EXってなんだよEXって! カンストってことか!? 女神様、マジパねぇ!」


ひとしきり自分のチートっぷりに感動していると、不意に森の奥から甲高い悲鳴が聞こえてきた。


「「「キャアアアアアアアアア!!」」」


俺「んん? なんだなんだ? 早速イベント発生か?」


後先考えず、俺は悲鳴がした方へ全力でダッシュした。

木の枝とかお構いなしに。だって最強だし。

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