第1話 どの生成AIを使うべきか
「どの生成AIを使うべきか」――そんな疑問を抱く方も多いと思います。
結論から言えば、私のおすすめは ChatGPT 5 です。
課金する価値があるほど優れています。以下では、その理由を順を追ってお話しします。
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◾️日本でのシェア状況を確認する
まず、客観的なデータとして日本における生成AIの利用状況を見てみましょう。以下の記事によれば、シェアは次のようになっています。
>OpenAIの「ChatGPT」(56.8%)、グーグルの「Gemini」(37.0%)、Anthropicの「Claude」(6.4%)
引用:https://it.impress.co.jp/articles/-/27890
この数字からもわかるように、ChatGPTは国内で最も広く使われているサービスです。利用者が多いということは、情報やノウハウの共有も活発です。
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◾️実際に3つを試した経験
私は生成AIを補助的に使って小説を書こうと考え始めたとき、ChatGPT・Gemini・Claudeの3つを試しました。
ただし、これは1年ほど前の話であり、最新の性能比較ではない点はご承知ください。
当時の印象としては、ChatGPTとGeminiは「まあまあ良い」。一方でClaudeは日本語対応が弱く、うまく活用できませんでした。ただしClaudeはプログラミングや英語文書では十分に優秀でしたので、用途によっては有力な選択肢になると思います。
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◾️ChatGPTを選んだ理由と進化
その結果、私はChatGPTを使い続けることにしました。正直なところ「なんとなく」選んだ部分もありますが、後悔はしていません。
当時はAIを使ったソフトウェア開発に関わっており、APIドキュメントの整備が優れていたChatGPTの方が好みに合った、という小説とは直接関係のない理由もありました。
しかし、特に注目すべきは ChatGPTが4oから5に進化したことで、小説執筆における能力が劇的に向上した という点です。
かつてAIに小説を書かせて不満を感じた方も、ChatGPT 5を試してみれば印象が大きく変わるはずです。
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◾️他サービスとの比較
小説特化型のAIとして「AIのべりすと」も存在します。
私は試してみましたが、正直なところ自分には使いこなせませんでした。このツールを使って書いていると明示された小説をいくつか読んだものの、あまり完成度が高いとは思えませんでした。
もちろん「物語の続きを自由に書かせる」というコンセプト自体は面白いのですが、カクヨムのように連載形式で長編を書くには難しいのではないかと感じています。
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◾️Deep Researchの有用性
さらに、ChatGPTの有料プランに含まれる「Deep Research」について触れておきます。
これは小説執筆に必須ではありません。ただし、歴史小説を書く人には強くおすすめ します。
たとえば「1902年のベルリンで手に入った電池の種類と値段をまとめて」といったニッチな調査をする際に、Deep Researchは大きな力を発揮します。通常の検索や質問では「それっぽい嘘」が混ざることが多いのですが、Deep Researchは精度を大きく高めてくれます。
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◾️課金の価値について
ChatGPTに課金すると、制限なく5を利用できるようになります。私の感覚では、3時間ほど作業を短縮できれば十分に元が取れる と感じています。
課金の方法はAppleストア、GooglePlay、Web版など複数あります。少し料金体系が異なるので、自分に合ったものを調べて選ぶとよいでしょう。
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