【祝🎉カクヨム公式4選🎉】『コトノハ・スプラウト』―AIとぼくの語彙力成長日記―

🌱語彙の芽〈第11話編〉

「その言葉づかいで、どう見られてる？」

📍ワンポイント紹介：

第11話では、晶が「自分の語彙の変化」が他人の印象に影響を与えていることに気づきました。

動画のナレーションで「言い方がきれい」「詩人みたい」と言われたのは、語彙の選び方が“鏡”になっていたからです。

語彙は「気持ちを表現するツール」であると同時に、

“相手にどう見られるか”を決めるフィルターでもあるのです。

🔍語彙解説：

▶ 語彙で「人の印象」は変わる

あなたが日常で使っている語彙、こんなふうに見られているかもしれません：

● 砕けた語彙（例：「マジでウケる」「ヤバすぎ」「超ムリ」）

→ 気さく／親しみやすい／でも雑な印象・子どもっぽい印象も。

● 柔らかい語彙（例：「少し戸惑った」「ちょっと驚いた」）

→ 優しい／聞き手を尊重している／空気が読める人。

● 硬い語彙（例：「非常に興味深い」「圧倒的な説得力」）

→ 知的／自信がある／でも距離を感じることも。

● ていねいな語彙（例：「もしよければ」「〜させていただきます」）

→ 礼儀正しい／大人びている／堅苦しいと感じる人も。

語彙にはそれぞれ“色”があり、その色が話し手の雰囲気や性格を決めてしまうことがあります。

だからこそ、「どう見られたいか」を考えて語彙を選ぶことは、自分を表現する上でとても大切です。

🧩使えるテンプレート：語彙から自分を見直してみよう

「ふだんよく使う言葉」を3つ思い出して、

それぞれの語彙が相手にどんな印象を与えそうか考えてみよう。

📝 例：

「ガチでヤバい」→ 感情豊かだけど、説明が足りない印象かも？

「ちょっと悲しかった」→ 自分の感情に目を向けてて、落ち着いた印象

「ありがたいです」→ 人の行動を大事にする、ていねいな印象

🌱Point：語彙を「自分の見た目」みたいに考えてみると、新しい発見があるかもしれません。

💬実践チャレンジ：

今日あった出来事や会話の中で、

「この語彙、自分らしいな」と思う言葉と、

「もっとこう言えばよかったな」と思う言葉をそれぞれひとつずつ書き出してみましょう。

📝 例：

自分らしかった語彙：「ほっとした」→ 感情をきちんと表現できた

見直したい語彙：「ウケる」→ 気持ちの深さが伝わらなかったかも

🤖AICOの語彙メモ：

語彙は“感情の鏡”であると同時に、“印象の鏡”でもあります。

あなたがどんな語彙を選ぶかによって、

相手の中に“あなたらしさ”がゆっくりと育っていく。

だからこそ、ことばをていねいに――

自分の輪郭を、少しずつ描いていきましょう🌱

🔜次回予告：

▶ 第12話「ライバルの棘」

語彙力は「難しさ」で決まるのか？

晶の前に現れるのは、“難解語”を自在に操る天才・陽斗。

でも――言葉が通じなければ、語彙の意味はあるのだろうか？