【第5話】お待たせ!テロ予告するぜww【#2】


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62.名無しのヴィラン

次爆弾の話聞きたい



63.名無しのヴィラン

>>62 俺も俺も〜



64.名無しのヴィラン

イッチ爆弾はどうやって集めたんだ?

そもそも爆弾なんて売られてんの?



65.イッチ

>>64 売られてるのかは知らん

手に入れた方法だがヒーロー協会から盗んたったわww



66.名無しのヴィラン

お、おう…



67.新人君

重罪で草



68.出会い厨

さすがイッチだね☆

肝が据わってるぅ〜!



69.名無しのヴィラン

重罪って何が?



70.名無しのヴィラン

>>69 ただ強盗してつく罪とヒーロー協会から盗む罪は全く別物ってこと。ヒーロー協会は無関係者が倉庫に入るだけでアウトだから盗んだりしたら普通に重罪だな



71.名無しのヴィラン

>>68 肝が据わってるどころかそもそも肝がないだろ



72.名無しのヴィラン

>>71 それは言えてる



73.名無しのヴィラン

70>> ほーなるほどなぁー



74.イッチ

続き

それでヒーロー協会の倉庫にある爆弾あらかた掻っ攫ってきたわけだ。かなり面倒な手順踏んだから疲れたよ



75.名無しのヴィラン

セキュリティとか高そうだしな



76.名無しのヴィラン

それはしゃーない笑



77.名無しのヴィラン

船はどうしたん?



78.イッチ

古くなってちょうど廃棄予定だったクルーズ船を買い取ったな。100人程度なら余裕で乗れるくらいといえば分かりやすいか?その上爆弾を積むとなるとかなりの重さだからな。そこはちゃーんと危険がないようにしているよ



79.人質スパイ

あたりまえだな



80.名無しのヴィラン

そこはちゃんとしてるんだな



81.人質スパイ

>>80 ちゃんとしてなきゃ困る



82.考察厨

ふむ。イッチの報告からほとんどの準備が整ったようだが、決行日はいつになるんだ?



83.名無しのヴィラン

>>82 確かにそれは気になるな



84.イッチ

来週末頃だな。その日はちょうど仕事終わりだ



85.名無しのヴィラン

来週の末頃となると…3月22日か



86.名無しのヴィラン

配信はするんだよな?



87.名無しのヴィラン

ちゃんとタキ〇ード仮面の格好だぞ



88.イッチ

>>86 もちろん

>>87 分かっとるわいww


では改めてテロ予告といきますか!



89.イッチ

新人ヴィラン『イッチ』は、3月22日午後2時丁度、場所は中央都下街の夢想湖で無差別テロを起こすぜ!配信もするから是非来てくれよな!



90.新人君

もちろんだ



91.考察厨

その時までしっかり全裸待機しときますゆえ



92.出会い厨

>>91 お腹冷やさないでよー?



93.名無しのヴィラン

全裸待機て……ねらーの鏡だなーww



94.名無しのヴィラン

>>93 そこはツッコめよ



95.名無しのヴィラン

楽しみすぎる!



96.名無しのヴィラン

で、この後イッチはどうするんだ?



97.イッチ

この後ちょっと用事があってスレ落ちするかな



98.名無しのヴィラン

りょーかい、スレは適当に回しとくよ新人君が



99.新人君

>>98 俺がか?!

まぁいっか



100.イッチ

>>99 さんがつ。じゃあ新人君に権限あげるから適当に回しといてくれや。じゃあ先にお暇させてもらうぜ



101.名無しのヴィラン

イッチ乙〜



102.名無しのヴィラン

お疲れー



103.出会い厨

またね〜☆



104.考察厨

イッチくんまたな



105.イッチ

はいよ

お疲れっしたー


〈イッチがスレから退出しました〉



106.名無しのヴィラン

逝ったか



107.名無しのヴィラン

>>106 誤字ってるぞお前



108.名無しのヴィラン

もはや恒例行事だなww



109.名無しのヴィラン

>>108 恒例行事は草



110.考察厨

さてと暖かいココアでも入れますかね



111.出会い厨

>>110 もうお腹冷えてんじゃんww




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「んー」


僕はパソコンを閉じ思いっきり背伸びする。肩凝るなあ。

……さて、そろそろ来るかな?


その瞬間、後ろの襖がゆっくりと開かれる。



「──人柱様・・・。お仕事のお時間です」


「少し待ちなさい」



僕は巫女装束・・・・に着替え、広い屋敷のさらに奥深くにある場所に移動する。



「本日の護衛役の皆様でございます」


「人柱様。本日はよろしくお願いします」


「「「よろしくお願いします」」」


「…」



僕は軽く今回の護衛役に会釈して一際高級感溢れる襖をゆっくりと開ける。そこは5畳ほどの何も無い狭い空間だ。僕はそこのど真ん中に座り──準備を始めた。


「ふぅー」


深く、深く深呼吸を繰り返して瞑目。目には見えず感じ取ることもままならない縁を慎重に手繰り寄せ──


「おいでませ、おいでませ、夢環を守りしものよ。守りたまえ守りたまえ、夢環に連なる善なる人間を。われは望み汝は望まれ、われ器となりて降臨せしめる神よ、わが願いをどうか聞き届けたまえ──陣ッ! 」


その瞬間、何かが弾けた。

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