第5話 テンプレを使わなくてもランキング1位になった

こんにちは。雨日です。


このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、小説家になろうで

書きたいものを書いた経験について書きます。


◼️テンプレを使わずに小説家を書き始めた


雨日が初めて書いた小説、

「秘密を抱えた政略結婚〜嫁ぎ相手は再婚、子持ち、

貧しい領主、寡黙で無表情な美男〜」


テンプレ0の小説だ。


なろう界に詳しい家族は、

「これはなろう作品ではない。ただの読み物だ。

普通の小説を書いたら駄目。読まれない」

そう言い切った。


家族のアドバイスを全無視し、

47万文字を書き上げ完結させた。


テンプレなしでも、予想以上に読んでもらえた。


5月14日 現在、PV数は95770


処女作、しかもテンプレなしの作品にしては手応えを感じた。


もちろん、ランキング上位の作者なら鼻で笑われる数字だ。


そして、同じ作品でもカクヨムでは惨敗している。


それでも、雨日は手応えを感じた。


◼️続編を連載する!


処女作の続きを書こう!


これは第一部(その割には47万文字)なのだ。


読者から、罵詈雑言を言われたら書かないつもりだった。


けれど、そのような反応はなかった。


・・・逆に考えると、反応がある作品は人気がある証拠だと思う。


連載を決めた直後に、

策略家の雨日は、小説家になろうの作風を意識した。


◼️ なろう系の長いタイトルにしたのだ!


なろう歴=執筆歴の雨日なりにタイトルを考えに考えた。


タイトルって難しい。


なろう系のタイトルは、ほぼあらすじだ。


あらすじを書けば良いのだ。


15話ほどストックを作り、早速連載を始めた。


「連載を始めた」

家族には事後報告をした。


「このタイトル何?」

早速、家族から指摘がきた。


「秘密を抱えた政略結婚 〜夫を殺した憎い兄と同居、そして再び政略結婚 相手は25歳年上 妾3人持ち〜」


雨日が全力で考えたタイトルだ。


何か?


澄ました顔で質問をした。


「このタイトルでは読まれない」

家族は呆れたように話す。


家族は説明した。


小説家になろうの読者は、「テンプレ+ちょっと他と違う作品」を求めている。

オリジナルが強すぎる作品は読まれない。

サラッと読めてストレスを感じさせない。

そんな作品が良いのだ・・・と。


このタイトルでは、それを微塵も感じない!


テンプレ臭ゼロ!


◼️老人と結婚させて異性界恋愛なのか?


家族のツッコミは続く。


8話くらいを読み進めて質問をしてきた。


「おい。主人公はいつ政略結婚をするのだ?」


「第2章から。あと14話くらいかな?」


「は?!それでは展開が遅い!」


小説家になろうは、展開が遅いのは受け入れない。

主人公の葛藤や悩みは一言くらいで終わらせ、さっさと話を進めるのが好ましい。


これが鉄板らしい。


雨日は暗く展開が遅い話を書き続けている。


家族の質問はまだ続く。


「おい。再婚相手って何歳なの?」


「59歳」


家族は唖然とした。


「小説の世界では平均寿命が50歳くらいなの」

雨日は説明する。


「老人と再婚させて、異世界恋愛ジャンルなのか?」


「そう」


◼️今回の作品も非テンプレ


「それじゃあ、ダメだろう」

家族は言い捨てた。


処女作は、20歳のヒロインに23歳の美男だ。


それを今回は・・・59歳?


それじゃあ、読者にとって没入感は得られない。


「雨日・・・。お前は心理描写を書くのが上手なんだ。

老人との再婚話を書くより、テンプレを書いた方が絶対に読まれる」

家族の声は震えていた。


異世界恋愛なら、シンデレラのような「ざまぁ」を書くんだ。


悪徳令嬢を出すのだ。


恋のライバルをウジャウジャ出して、三角関係を作れ!


定番は強い。


読んだ後に爽快感が残る作品が人気なのだ。


◼️ ランキング1位をとってみせる


家族の意見は聞いた。


聞いたのと理解したのは違う。


書いている作者自身が「つまらん」と思って書いたら楽しくない。


頭の中にある完結を目指して、雨日はテンプレ0の小説を書き続けた。


家族の指摘どおり、PV数はパッとしない。


それでも、理解ある少数の読者様が評価やブックマークをしてくれる。


これが小説家になろうの懐の広さなのだ。


すごい。


蓼食う虫も好き好きってヤツだ。


低い数字を見ても「仕方がないな」と思う。


前作も10万字を書いて、総PVは6355なのだ。


今回も、そのペースで完結まで走り切る!


今に見てろ!


ランキング1位をとってみるぞ!


雨日は執筆活動に励んだ。


そして・・・


◼️ランキング1位をとったのだ!


ランキング1位を達成した。


今日は週間で1位だ。

日間では2位!

月間では4位!

四半期では22位!


すごい!


・・・けれど、これは異世界恋愛ジャンルのランキングではない。


エッセイランキングなのだ。


しかも!心血を注いで書いた小説ではない。


息抜きに書いたこのエッセイが1位をとったのだ。


「え?なんで?」

思わず声が漏れた。


◼️ ランキング界の僻地


ランキングに入るまで、エッセイランキングがあることを知らなかった。


ランキングといえば、

日間総合ランキング、異世界恋愛ランキング、ファンタジーランキングが王道だ。


寿司で例えるのなら、マグロ、ブリ、サーモンだ。


エッセイランキングは、その他の部門に入っているので、その存在感は薄かった。


寿司で例えるのなら、カルフォルニアロール。


「美味しいけれど、メニューに載ってないなら頼まないよね」

そんな感じの立ち位置だ。


◼️ ランキング1位の世界


カルフォルニアロールでも1位は1位だ。


ランキング上位の世界はどんな感じなのだろうか。


家族もほんの少し興味があるようだ。


雨日はアクセス解析を眺めてみた。


雨日は過去に、数回だけ王道のランキングに滞在していた。


(その後、速やかに排出された)


ランキングに掲載されると、PVに変化があるのだ。


結論を書くと、エッセイランキング上位でも、そんなにPV数は増えない。


増えないけれど、更新しなくても穏やかにPV数が維持されている。


これはランキング様の効果なのかもしれない。



◼️ エッセイはポイントが入りやすい?


エッセイを書いて1番驚いたのは、ポイントが入りやすいことだった。


このエッセイは、4話しか書いてない。


毎日更新ではない。


連載が優先だ。


それなのにポイントは110ポイント!


ブックマークは8件。(ありがとう!)


底辺の世界に住民の雨日にとって驚異的なスピードだ。


100ポイントは苦労して、回数を重ねて得るもんなのだ。


過去の作品と比べて、ポイントの加速が早い!



一方、老人との結婚(まだそこまで至ってない)小説は、


心血注いで毎日更新、今日で14回目。


それなのにポイントは30ポイント!


ブックマークは5件(ありがとう!)


この差は何?と思う。


エッセイだからなのか?


テンプレではないからなのか?


老人がヒロインの相手だからなのか?


原因は全部だと思う。



◼️ とにかく目標は達成した


当たり前だけど、1位は1人しかいない。


テンプレなしでも1位は取れたのだ。


この貴重な経験を糧に、今日も小説を書く。


「小説をやめてエッセイ1本にしろ。雨日は釣り堀を間違えている」

家族は指摘している。


それでも筆を止めない。


行動なくしては、人生が変わったり理想を形にすることはできないからだ。


次回のエッセイは、「小説を書いていることを告白する?1日18PVの時に宣言 10万PVを達成したら友人に小説を書いていることを告白する←今 9万5千 宣言した自分を呪う」


◼️今日のまとめ


テンプレなしでも1位は取れる!

ただし、エッセイジャンル。

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