第7話 ランジェリー売り場にて
ファミレスデートの後の予定は総合スーパーで買い物だ。
早速、ティーンズファッションコーナーに向かう。このカジュアルな服装は高校生の年代しかできないな。
などと、私が買い物を楽しんでいると。
おや、冬美はモジモジして様子がおかしい。
「わ……、私、下着が欲しいの」
冬美は恥ずかしそうに言う。ランジェリーなのか?ランジェリーなのか?
と、私は頬を赤らめて、百合デートの楽しみ方だと思いランジェリーコーナーに向かう事にした。
そして、少し歩くとランジェリーコーナーに直ぐ着く。そこは空気さえ違う、甘い匂いがして、私達をもてなしてくれた。
「試着してみるね」
冬美がそう言うと薄い緑の上下を持って試着コーナーに入る。
おおお、性別は女性で、女性しか愛せない。私の特権だ。
冬美の合図と共にカーテンを開けると……。
『下着の上に服着ているし』
『下着の上に服着ているし』
重要なので二度、私は突っ込む。
「えへ、やっぱ、恥ずかしいよ」
その後、結局、その下着はお買い上げになったが。冬美の下着姿は見られなかった。
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