あとがき
まずは、ここまで読んでくださったあなたに、心からの感謝を込めて。
長い物語に最後まで付き合ってくださり、本当にありがとうございました。
この物語『マチュアの蕾』は、あるきっかけから生まれました。
最初の種となったのは、Snow Manという9人の素敵なグループ。
彼らの魅力に惹かれた私は、気づけばこの世界を構築し始めていました。
アイドルが題材になると、どうしても恋愛ものが多くなりがちですよね。
でも私は、恋愛よりも“人間の生き方”や“罪と赦し”に興味がありました。
だからこそ、彼らの個性を借りて、それぞれのキャラクターを「生きる」存在として描きたいと思ったんです。
実在のモチーフから始まった物語ではありますが、書き進めるうちに、キャラクターたちはどんどん独自の生命を持ち始めました。
最終的には、Snow Manという存在から遠く離れた部分も多くなったかもしれません。
でも、それでもなお、彼らをモチーフにしてよかったなと思っています。
この物語の中に、どこかであなたの“推し”が息づいていたら嬉しいです。
ちなみに、誰がどのキャラのモチーフか――それは、読者のみなさんの想像にお任せします。
ぜひ、あなたなりの答えを見つけてみてくださいね。
最後に。
この作品は、傷つきながらも生きることを選ぶ人々の物語です。
罪を背負っても、人は人として生きていける。誰かを救えなくても、誰かの手を握ることはできる。
“マチュアの蕾”は、そんな希望の象徴として、この物語のタイトルになりました。
世界は厳しく、容赦なく、理不尽です。
でも――それでもなお、今日を生きようとするあなたに。
この物語が、ほんの少しでも寄り添うことができたなら、私は幸せです。
またどこかで、お会いできますように。
きき
マチュアの蕾 きき @kiki0915-migikiki
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