骸骨になっても好き

春野セイさんの異色の骸骨小説(笑)が完結しました。面白かったぁ!

主人公は骸骨、しかもほとんどの人からは見えない。骸骨の形をした幽霊みたいなものですね。

彼らの名前もユニークです。テアシ、ウキン、スカおじ
何でこんな名前かというと、それは作品を読めば分かります。

骸骨だから、心理描写が難しいようです。
心臓がドキドキとか、ごくりと唾を飲むとかできないので。それでも何とか工夫している作者。なんか涙ぐましいです(笑)

体操座りしたり、うたた寝して舟を漕ぐとか、骸骨がしてるとこ想像すると可笑しくて、吹き出してしまうのですが、ジャンルはホラーでミステリー仕立てです。結構シビアです。恋愛要素もあり!

なぜ彼らは骸骨の幽霊となってそこにいたのか、回が進むごとに謎が謎を呼び目が離せなくなる。

各話は1500〜2000字と短く読みやすい。一気読みできます。
とてもおススメです。是非読んでみてください。

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