ガタゴトブーブゴーゴーゴ
@dalumax
ガタゴトブーブーゴーゴーゴ
ガタゴトブーブーゴーゴーゴ
お、のたちはしてだれもいません。なのひとです。には、おが、さんさんと、やをらしています。チョウチョがんでいます。トンボもんでいます。ミツバチもからへとんでいます。おだやかなのひとときです。ごくごくさなにさながありました。のをます。おうちのがしていて、だれもいません。シーンとしています。
あれ、リビングからなにやらガタゴトこえてきました。リビングからブーブー、ブーブーこえます。リビングからゴーゴー、ゴーこえます。
なんだろうね。
ああ、オモチャたちでした。
リビングのにかれたオモチャたちがなにやらっています。
「ガタゴト、ガタゴト」です。
「ブーブー、ブーブー」です。
「ゴーゴー、ゴーゴー」トラックです。
「だな」
「ですね」
「だよな」
「ガタゴトガタゴト、どうお、おへかない」
「ブーブー、いいわね」
「ゴーゴー、ゴーゴー、いえだな」
「では、こう、ガタゴトガタゴト」
「しゅっぱーつ、ブーブー」
「オーライ、ゴーゴー」
「おうちのがってくるまでればいいか」
「そうよそうよ、そっとね」
「くよ」
「きそぉーとね、しゅっぱーつ」
オモチャたちは、おにました。
「あら、おですか」とチョウチョさん。
「そうです。おです。チョウチョさん、こののにまっていいよ」
「ありがとう、つかれていたところよ。のーんぴり」
「ガタゴトガタゴト」
「ブーブー」
「ゴーゴー」
「ガタゴトガタゴト、おはりづらいよね」
「ブーブー、ころもあるしね」
「ゴーゴー、でこぼこはしいよ」
おの、そばをとおります。
「おですか」おのキンギョがをします。メダカもいでってきます。
「こんにちは」
コイもフナも、ドジョウも、おり。
「ってらっしゃーい」
「しそうだね」
「うんにゃ、ガンバレー」
「ハーイ、ガタゴトガタゴト」
「きまーす、ブーブー」
「ってきますです、ゴーゴー」
トンボさんがんできました。
「オモチャのだな」
しそうに、オモチャのをんでいます。
チョウチョさんがのに、とまっています。
ミツバチさんもんできました。
「パタパタパタバッタパタ」
「いいなあ、チョウチョさんは、もせてよ」とトンボさん。
「いいわよ、のにどうぞ、ブーブーブー」
「じゃあぼくも」とミツバチさん。
「それじゃ、おいらのトラックのにりな、ゴーゴーゴ」
「ありがとうさん」
、、トラックのオモチャは、それぞれ、チョウチョさん、トンボさん、ミツバチさんをのせて、おののにでました。
「ガッタンゴー、そよいてます」
「ブーブー、おがニコニコしています」
「おがきれいですわ、ゴーゴーゴ―」
いいです。ランランラン。オモチャたちは、ももんでいますね。
「ですか、ケロケロ」「おどろき、ザワザワ」「あらあらチューチュー」
カエルさんも、コンチュウさんも、リスさんも、びっくりしてみています。
オモチャたちは、のにやってきました。そよ風がオモチャたちを、やさしくなでなでします。
「きれいなです、ガッタンゴー」
「タンポポもさいてます。ブーブー」
「がサラサラれてる、ゴーゴー」
「トラックさん、ちょっと、うるさいな、しずかにしてね」とチョウチョさん。
「はいはい、ゴーゴー」
「ちよっと、この、すべります」
トンボさん。
「いつもきれいにしてますからね、ブーブー」
「お花のにおいするよ」とミツバチさん。
「ああ、に、おのあるからね、ゴーゴー」
「あっそうか」
「のっていいよ」
「ありがとう、チューチュー」
には、アリさんが、いをって、どっかり、すわっていました。
「ありさんどうしたの」
「つかれたよ」
「そのきなは」
「おうちにぶなんだ」
「そうか、じゃあ、っていきなよ。おうちまでんであげるよ」
「にすまないね」
「どういたしまして、ガッタンゴー」
「おい、ブーブー」
「おいだ、ゴーゴー」
「にぎやか、にぎやか」
みんなフリフリダンスだ。
「おいおい、ふみつぶさないでおくれよ」
「さんか、どうしたの」
「をほしているところさ、こんないに、あなぐらに、いることは、ないだろうて」
「たしかに」
「おが、さんさんしているものね」
「あったかくなったからにろう」
「じゃあのにって、ブーブー」
「ありがとうさん」
「ガッタンゴー」
「ブーブー」
「ゴーゴー」
「なんだなんだ、びっくり」
トカゲさんが、とつぜんむらかられました。
「びっくりした」
「びっくりさせて、ごめんごめん」
「どうしたの」
「うんにゃ、おうちにかえるところさ、ぺろぺろ」
「じゃあ、あっしのトラックにのりなよ」
「ミツバチさんがいるよ」
「うまそうだね」
「たべちゃだめだよ」
「はいはい、ぺろぺろ、おをペロペロ」
「トカゲさんのおうちは」
「このののむらさ、ペロペロ」
「ガタゴトガタゴト」
「ブーブー」
「ゴーゴー」
「ハーイ、きましたよ」
「ありがとうさん、おいくらですか」
「はっはっはっはっ、タクシーじゃないから、おは、いりません、おつかれー」
「サービスいですね、ペロペロ」
「じぁあ、もここでいよ」とハチミツさん。
「ブーン、ありがとうさん」
「をつけてね」
「ぼくもここでいいや」とトンボさん。
「わたしもここでいいわ、トンボさんとにかえります」チョウチョさん。
「なかいいね、ガタゴトガタゴト」
「さようなら、ブーブーブー」
「きをつけてね、ゴーゴーゴ―」
おがに、かたむいてきました。
「たいへん、もらなくては」
「そうだね」
「そうだそうだ」
「ガッタンゴー」
「ブーブー」
「ゴーゴー」
「えっちらおっちら、フリフリダンス」
「フ―、おうちにいたわ」
「おりなさい」
のがにおでむかえ。
「ってたね、どお、しかったですか」
のおさかなたちが、ポーンポンとびがり、おでむかえ。
「おかえりー、おそかったね、したよ」
「ごめんなさい、ガタゴト」
「楽しかったわ、ブーブー」
「たのしかったな、ゴーゴー」
「おもしろかったよーガッタンゴー」
「みんなにえたのよ、ブーブー」
「たのしかったで、ごわす、ゴーゴー」
「くおうちにはいろう、ガタゴトガタゴト」
「はいりましょう、ブーブー」
「はいるでごわす、ゴーゴー」
「まだのかえってなかったな、ガタゴトガタゴト」
「ひとあんしん、ブーブー」
「あんしんでごわす、ゴーゴー」
「やっぱりおうちはいね、ガッタンフー」
「もとのにもどらなくては、ブーブーフー」
「フーつかれたでごわす、ゴーゴー、フー」
のドアがカチンといて、のが、もどってきました。
「あらいやね、がだらけよ」
「どうしたのかな」
「からったのだろう、がいていたからな」
「あれ、の、がついているよ」
「どうしたの。もが」
「トラックもだよ」
「きれいに、ぬぐってあげましょうね」
ももトラックも、きれいに、ぬぐわれました。
「きれいになったわ」
「かった」
「ときどき、ふいてあげたらいよ、な、おもちゃだからな」
「ハーイ」
「フー」
「ホー」
「フッフッフッ」
オモチャたちは、かにかに、ねむりにつきました。
「スヤスヤ」
おわり
ガタゴトブーブゴーゴーゴ @dalumax
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