声は出せなくとも、その眼が語る。

声が出せない相手に、「あなたの声が好き」なんて言ってしまう。
冗談でも許されない事でしょう。

本作の主人公である善吉くんは、そんな無神経な言葉を、病気により声を出せない女子にぶつけてしまいました。
罰ゲームの嘘告白という、大変よろしくない形で。

その後、罪悪感から彼女の為に奮闘していく。そんな展開です。
ただ、それだけでは終わらず、善吉くんの周りでも何かが起こっている。

ほろ苦いところから始まる物語。
優しい心に溢れた一作です。

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