笑って泣ける、不器用な死神の営業日誌
- ★★★ Excellent!!!
黒い服に大きな鎌、見た目は立派な死神なのに、中身はどこか抜けててちょっと必死。そんな死神が「営業」に来るなんて、最初は笑ってしまうけれど、読み進めるうちにだんだんと胸があたたかくなってきます。寿命を差し出すなんて物騒な話のはずなのに、どこか優しくて、じんわり心にしみるんです。
慌ただしい日々の中で、「自分にとっての幸せってなんだろう」とふと立ち止まりたくなる、そんな優しい物語でした。