付録
あとがき と まえがき
1. 自鳴琴
当時自分のデータを保存していたCD-ROMにつけていた名前です。実際にこれに収められていたのは二次創作ともう残っていない一次創作、それから付録に載せている「呪いのブレスレット」でした。「お昼の放送」を書いたのはほとんどそのディスクを使わなくなってからなんですけど、この作品集ではどの時期の感性から生まれたものかな、というのを基準に章を分けているので、ここにいてもらってます。
2. 泡沫の旋律
まだ小学生だったのでホームページを運営するなら母といっしょに、ということで母と妹と三人経営のWebサイトを作っていたんですが、どうしてもどうしても個人サイトが作りたかったのでこっそり開設した方のサイト名です。記録が残っていないので、不確かですが……。罪悪感があったのでわりとすぐ消してしまいました。記憶の限りのページテイストから言って、たぶん「呪いのブレスレット」を掲載しようとしていたんじゃないかと思います。
◇
「お昼の放送 〜Let’s enjoy lunch time!〜」
2006〜2007頃に書いた作品で、ネットには今年が初掲載。わりと半リメイクくらいの修正加筆を入れていますが、空気感はまあまあ保ててると思います。ラストだけ、当時のわたしを喜ばせるための加筆の仕方をしました。読み返すとちょっと不思議なかんじになってしまっているんですが、ちゃんと喜んでくれている気がするので良しとします。
◇
「氷の眠り姫」2007
「泣けないドール」2007
「名無し姫」2008頃
「ミッドナイトムーン」2009頃
「moonless」2010頃
「The morn have come.」20100926
恥ずかしいのに没として消してしまう気にはなれなくてずっと残り続けていた詩作。最近、ここに置いてけぼりになっていた心と再会できました。捨てないで、って訴え続けてくれてありがとう。
◇
「止まらないお伽話」2007頃
いろんな中二病を楽しんできた方だと思いますが、中学生真っ只中の私はアリスにハマるタイプの中二病でした。だけど私にとって、少女性を取り戻すために必要な経験だったようにも思います。そこそこにアレな言動をしていても何も言わないでいてくれた家族に感謝したい。
◇
おまけ1「ハムスター」
小学一年生のころに授業で作文の課題が出たときに書いたもの。原文ママです。後に集会で読むことになったので先生から加筆修正をいただきましたが、当時のわたしがいまいち納得していなかったのを覚えているので元の文章を起こしました。
幼い頃のいつを振り返っても自分はそこそこに文章を書けていたと思い込んでいるんですが、読み返すとちゃんといろいろ忘れていて微笑ましくなります。
◇
おまけ2「呪いのブレスレット(冒頭)」
小学校高学年くらいに書いていた長編ホラー(予定だった未完)話の一話。記法を若干現在のものに整えましたが改行と三点リーダ以外はほぼ大体原文です。もっと文章力を高めてリメイクするぞ!って決めていた当時の私のためにずっと温めてる。せめて遺作にはしたいのでこれを書き上げるまでは生きます。
当時読んでくださっていたみなさん、本当にありがとう。いつも、とても嬉しかったです。
◇
おまけ3「TOKI(冒頭)」
小学校高学年くらいに妹にリクエストをねだって書いたダーク中編のプロローグ。より質の高い文章を目指し始めたころなので、結構頑張って書いてますね。こちらも同じくリメイク予定。
貰ったリクエストは「変装が得意な主人公と警察の息子とあと一人の三角関係」みたいな内容だった気がします。なのに警察の息子じゃない方が秒で退場して二度と出てこなかったのをたまに思い返してウケてる。次はもうちょっと出してあげるつもりです。
◇
おまけ4「蛇娘舞曲(冒頭)」
へびむすめまいきょく、と読みます。中学生なりたてくらいの頃に文芸部で書いた和風ファンタジー連作(未完)の第一部序章。こちらもリメイク予定なので、今度は結末まで連れて行きたい。
物語を書くための居場所というのがネットではない場所に正式にある環境がうれしすぎて、部誌にはやや恥ずかしいあとがきを残した記憶があります。でもやっぱりすごく嬉しかったんだろうな。文芸部で出会ったお友達や、転校先のお友達とそのお兄さんに褒めていただいたのもずっと嬉しい記憶として私を支えてくれています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。