ケルベロス三姉妹と父子の絆が紡ぐ、優しさと笑顔のファンタジー日常譚。
- ★★★ Excellent!!!
冥府の番犬ケルベロス——三つ首の恐ろしい魔獣として神話に名を残す存在。
そのイメージを抱いて本作を読み始めると、あまりのギャップに思わず身悶えてしまいます!
シングルファーザーの守さんと息子の優くん。
平穏に暮らしていた父子のもとに、突然現れたのは可愛らしい3人娘――。
まさかの元魔王の使いという異色の来訪者との同居生活が始まります。
最初は戸惑いながらも、料理や散歩といった日常のやりとりを通じて、少しずつ心を通わせていく様子は、読者の心をじんわりと温めてくれます。
さらに「勇者」や「魔法」といったファンタジー要素が物語にスパイスを加え、ただのほのぼの系にとどまらない奥行きと広がりを感じさせてくれます。
学園編では、優くんの学校に三姉妹が編入し、クラスメイトとの友情を育む姿が描かれており、彼女たちの活躍にますます目が離せません!👀
しかしなんといっても特筆すべきは、作者さんのエンタメ力です!
作中にはイラストや三姉妹のキャラソンがふんだんに登場し、物語世界を多角的に楽しめる仕掛けが満載です。
ただ、三姉妹はアイドルのように輝く存在ではありますが、それは「アイドル化」されたからではなく、読者が彼女たちの成長や絆に心を寄せ、自然と応援したくなる魅力を持っているからこそ✨
まるで“物語の中で育まれる推し”のような感覚が味わえます。
家族になっていく過程の、ひとつひとつが愛おしい――。
そして読めば自然と笑顔になる。そんな素敵な作品です。