このメモ帳を見るからにして、彼はこの噂通りの事をやり、不思議な体験をしていることがわかる。

しかし、メモ帳に記載されている。███高等学校、███駅、またこの噂自体、私の調べた限り

存在しない場所、噂なのだ。

また別件の調査内容に関しても、場所、都市伝説等の噂について特定することはできなかった。

また彼が最後の行に綴られていた。

「しんじゅく？聞いたことない駅だ」(メモから抜粋)

おそらく、しんじゅく＝新宿

メモ帳が発見された場所も新宿駅であった。

これは、私の考察とする。

このメモ帳を書いている彼彼女は、

元々この私たちの住んでいる場所とはまた別の場所、

ある意味私たちの中で言う異世界の住人だったのでは無いだろうか？

このメモ帳に書いてある異世界に行く方法を行い、私たちの住んでいる現世、またこのメモ帳の彼彼女からする異世界へと入ってしまった。

いや、

くぐってしまったのではないだろうか？

また異世界へくぐってしまった代償として自分自身、また自分の周りの人からも記憶が無くなってしまう。

その方法を行った人がいたとしてもその人自身を忘れ、行なった自分自信をも忘れるから二度と帰ってくることは無いという意味ではないだろうか？

「何故か誰も経験したことはいないということがわかった。」(メモから抜粋)

また、私たちがいる今この現世はある意味ホントに現世なのか、私たちは知る由もない。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい