どこかジブリ作品を彷彿とさせる世界観とストーリー展開、そして登場人物。

全体的に自然と心が穏やかになる物語に仕上がっており、一読の価値ありです。

父のようなチョコレート職人になりたい主人公（ヒロイン）。
だけど、父に反対されて……家を飛び出して、なんと、異世界にまで行って、そこで３年間修業するという姿に応援したくなりました。
そして、修行の後、元の世界に戻ってみたら……。

ヒロインが留守（行方不明）になっていた間の時間を取り戻すのにもチョコレートがキーとなってきます。
そのチョコレートの味は？
どんなチョコレートがつくられるのか、それを追いながら読むのも面白いかもです。

　そこまでやわらかいわけではないけれど、童話風味。
　現代に飛ばされたのかなぁ、と思いきや、ものがたりが進行するほどにおとぎ話のような風合いがましてゆきます。
　
　独特な語り口調です。
　まったり読みたい気分のときなど、はまる方ははまるのでは？

　あっさりしているのだけど、愛のあふれるやさしい印象をうけました。
　なかなか、すてきです。

『笑顔もたらすチョコレート』は、家族の絆とチョコレート職人の物語を描いた異世界ファンタジーです✨。

物語の舞台は、チョコレートが名産のメカラス連邦カーギ国。そこに住むマーサ工房のリーマーは、優れたチョコレート職人でした🍫👨‍🍳。

しかし、彼の娘であるコーディーは、父の反対を押し切ってチョコレート職人を目指し、家を飛び出してしまいます🏃‍♀️💨。

彼女は魔法師の力によって異世界へ転移し、3年間の修業を経て帰還しますが、そこで目にしたものは……⁉️

夢を追うことの大切さ、家族との絆の再生、そして異世界での成長。心温まるファンタジーを求めているあなたに、ぜひ読んでほしい作品です！📖✨