旧き巨人

@hoshiushi

プロローグ

星が落ち、夜が裂けた。

それは流れ星のようでいて、空を裂くような音とともに天を灼いた。

夜空が真昼のように輝き、世界が一瞬だけ息を止める。

誰もが見た。誰もが忘れた。誰もが恐れた。


けれど、私は覚えている。


──あれは、私を呼ぶ声だった。遥か星の海の果てから。

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