ふむ。準備だ!

「いやっふー!」


 助手君いいこと言うなァ~。

 ふっふっふー!

 彼を取り立てた僕の功績はァ~?

 大変素晴らしいと言うことでェ~?

 やっぱいいよねェ~!


「おーい!居るかー?」


 んー。取り敢えず休暇届とか下界に降りる許可証とか世界創造許可願いとかまぁ色々持ってきたんだーけーどー。

 あの管理人君居るかなァ~?


「おーい?」


 ンー?おかしい反応がない。

 あいつがいないときは自動で応対するシステムがあったはず。

 んじゃいるね。勝手にお邪魔させてもらおうか。

【早急に去れ。汝が従者が困っておる】

 あ。思考に入るだなんてズルい。

【取り敢えず扉開けろー!】

 思念って楽チンだなぁ………

【煩いわ。最低限の仕事程度せよ。汝の承認が必要なのだから】

 んえぇぇ…………うそん。ここまで来るのに何時間かかったことか…………

【やかましい。さっさとせよ】

 あっ!

 転移はやめい!

 転移は、ってちょ!

【覚えてろよー!】

 三下の捨てぜりふ感満載じゃねーか!最悪じゃん!

 時空歪ませるとかあの管理人やっぱ化け物じゃん!

 限定的とはいえ強制転移を代償無しとかふざけんなー!


 …………あ。おやすみ。


 ◆──────◆


 …………どうも。おはようございます。


 ん。えー状況把握。

 あのふざけた管理人君に強制転移を使われた。

 で、現在白色の空間の中。

 よし把握完了。

 ……暇だし悪口叫んでるか。


「管理人ー!仕事しろー!」

「時々抜け出したりして梟が困ってんの知ってんだぞー!」

「僕に働けとか言う前にお前がやれー!」


 ふぅ〜これでどのくらい効果があるかねェ?

 いやいやこれだけで本体降臨は流石にないと思うんだけど……なんだろうなぁ。

 メッセージが送られてくる程度が妥当かなぁ。


[やれやれ。黙って聞いておればひどい口叩きおって]


 本体降臨とかマジですか。

 あ。書類渡さなきゃ。

 ほい。


[ふむ……やはり貴様我のこと舐めておるであろ?]

「なんでや!てかここ何処や!」

[やかましい]


 はァ。思わず言葉遣いが乱れたでしょーが。

 やかましいとは酷いなァ?

 ねェ?僕真面目よ?

 てかそんなこと言う割にちゃんと受け取ってくれるのね?


[真面目な奴はこんな場所で我の悪口など叩かぬ]


 それはまぁ……ごもっともなご意見。

 でも、それを求めるなら僕の助手君に言え。

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ぐーたら神様 猫月蘭夢@とあるお嬢様の元飼い猫ショコラ @NekotukiRmune

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