ピエロ。昔、アルバイトで、わたしはピエロになったことがありました。風船を膨らませて形にしてあげるピエロでしたが、小さい子がわたしを見て、ワッと泣き出して、逃げ出したことがあります。道化師なのに、言葉を話すわけでもなく、無言で笑顔を振りまいているはずなのに。そのピエロがかなでるのでしょうか、この川柳がなぜだかせつなくて、もの悲しい。作者様の五・七・五はとても美しく儚い印象を与えてくれます。素敵な川柳を読みながら、日本人で良かったと思いました。