読めば、あなたも旅行に行きたくなる!

 山下隼人はある日、日本に非常によく似ている異世界にまぎれこんでしまいます。

 ただし、日本に似ていると言ってもこの異世界、物価がおかしい。われわれ異世界ではない日本で暮らしている者からすると、物価が変。異常なまでに! というのも、物価が目を疑いたくなるほど低いのです。

 たとえば100万円のものが100円で買えるといった世界でして、ようするに物価が、われわれ読者がよく知っている日本の一万分の一。

 このような日本風の異世界で、山下隼人は妖精の白フワちゃんと旅に出ます。
 で、この旅が楽しそう!

 美味しいご飯に、美しい景色。他にもたくさん旅の魅力がつまっていて、本作を読んでいると実際に旅行に出かけたくなります。
 のんびり温泉につかって、ご当地グルメを堪能し、絶景を見たくなること、まちがいなしな小説です。

 ぼくはこのレビューを書いている時点で、第四章まで読み終えたばかりなのですが、まだまだつづきがあるので、楽しみです。未読のみなさんも、ぜひ!

『超低物価で季節感がバグった世界に迷い込んでしまいました。』、おすすめです!

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