ゴールドジムにある日、一人の男が訪れた。
名は神田肝一、年齢42歳厄年。
身体を鍛える目的を聞かれた彼は、とある部位のトレーニングをしたいと、驚愕の発言をする――。
冒頭の伝説級ボディービルダーたちの証言から心を掴まれて離さない、抱腹絶倒のコメディ作品!
肝一が鍛えたい部位というのが、普通ならば絶対に鍛えられそうにないとある沈黙の部位でした!
現実不可能とされたことを可能にする肝一の姿に、初めは距離をとっていた人々も驚き、そして称賛の声を惜しまなくなる展開には感動!
さらには、東という青年の立ち位置が、より深く面白い『ざまあ』展開をもたらしています。
肝一を支えた息子さんも素晴らしい!
面白すぎるのに、最後の最後にはすごく心震えます!
ぜひともご一読を!!!
ここに綴られているのは、一人の男が切り開きし『道』の物語。そして、男が伝説となった経緯である。
とあるスポーツジムに現れた一人の男。男の名前は肝一。
肝一は唐突に言う。「ここで肝臓を鍛えたい」と。
……WHAT?
YOUは何を言っているデスか?
困惑する周囲の人々。しかし、肝一は「マッスル」を鍛えるということにより、実際に「肝臓」を強くすることを始める。
目の前に道はない。だが、それでも彼は突き進む。彼が歩み続けることで、そこに新たなる『道』ができる。
彼の奇行とも思える行動は、やがて人々の心を動かし、世界すらも震撼させる。
世界の片隅にあるような、ちっぽけなジム。そこで始まった物語は、やがて壮大な叙事詩へと、一つの伝説へと繋がって行く。
「ざまあ」、「M-1」と、様々なワードも飛び交い、思わぬ解釈へと昇華。数々の言葉遊びをこなしつつ、不思議な存在感と風格を見せてくれる作品でした。
誰に否定されようと、誰に笑われようと、信じた道を歩み続け、最後には夢を叶える姿。人はそんな姿に憧れる。
謎のオーラに満ちた本作。これを読んだ後は実際に体を鍛えたくなるかもしれません。
それでは、マッチョマッチョマッチョ!!!