ほぼ地球の異世界に飛ばされた話。
@Hund
第1話 現実疲れ
「あぁーつかれたー。」
気づけば高校を卒業して5年。
金曜夜の一人飲みが習慣となった。
毎日上司に怒られ、後輩の愚痴を聞き、お局の自慢話に相槌を打つ。
そこそこ大きい企業に就職したものの、ブラック気味なところもあるため俺の同期たちはどんどん辞めていった。
残っているのは青木だけ。
青木と俺の違いといえば結婚しているかくらいだと思っていたが、どうやらあいつは昇格したらしい。
確かにあいつは大学で専門分野を学んでいたこともあってか仕事の内容をよく理解している。
それでも仕事の出来はトントンだと思っていたのに、、。
先を越されることが嫌だったわけではないがさすがに一人しかいない同期が出世したとなるとさすがに焦る。
「飲むしかないかー。」
本日3杯目のビールも飲み干し、次は何を飲もうかと考える。
そうしているうちに何だか眠くなってきたのは残業続きだったからだろうか。
「え、ここ、どこ?」
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