自分から最も遠いところにある人間関係のありようとしての百合

ご回答、ありがとうございました。
長く作品を拝読している身として、今回の百合観には深くうなずかされる部分が多くありました。「自分にとっては最も遠い関係性」であるからこそ、俯瞰的に描けるという視点、まさに蒼桐さんらしい距離の取り方だと思います。

「敬意や対抗心に注目する」、「語り得ない親密さに焦点を当てる」といった姿勢は、恋愛や友情に単純に還元されない複雑な関係性を扱う上で、とても誠実で繊細なアプローチだと感じました。そしてそれを“言語化しない”という選択にも、物語への信頼はここから生まれているのだと思いました。

これからも深い結びつきを描く物語を楽しみにしております。改めて、素晴らしいご回答をありがとうございました。