第16話:フラグブレイク戦争

 朝霧が海面を撫でるように流れる中、神代遼は浜辺に腰を下ろしていた。波音だけが時を刻む静寂の中で、彼は左腕の腕輪に浮かぶ「8」という数字を眺めていた。昨日の「恋の実り祭り」で得たポイントは、朝日に照らされて青く輝いている。


 遼は砂の上に指で円を描きながら、穏やかな朝の光景に身を委ねていた。


 しかし、その静けさは長くは続かなかった。


『おーはーよーう!』


 アフロネアの声が、まるで頭の中でメガホンを使われたかのように響き渡る。遼は思わず両手で耳を塞いだが、無意味な行為だと気づいて溜息をついた。


「うるさいな……。何だよ、朝っぱらから」


『ふふふ、今日は特別なイベントよ!』


 女神の声には、子供のような無邪気な興奮が滲んでいた。それは遼にとって、最も危険な予兆だった。


「イベント……? 昨日の祭りじゃ足りないのか」


『もちろん足りないわ! 私が注目したいのは、あなたと「あの子」の対決よ!』


 遼の眉がピクリと動く。「あの子」とは間違いなく、恋愛肯定派の神の使い・セリアのことだろう。


「対決? 何を言ってるんだ……」


『だから! 「フラグブレイク戦争」よ! 今日一日、あなたとセリアで島中のフラグを巡って戦ってもらうわ。あなたは折る側、彼女は立てる側』


 その宣言と同時に、島全体が微かに震動した。


「おい、何をした!?」


『ほんの少しだけ、島の環境を整えたの。今日一日は島中が「フラグの見本市」になるわよ。キャンプの仲間たち全員が恋愛フラグだらけになって、あなたたち二人の戦場になるの!』


 遼は立ち上がり、キャンプの方向を見た。そこからは既に賑やかな声が聞こえ始めていた。通常なら静かな朝のはずが、まるでお祭り騒ぎのような喧騒が漂ってくる。


「またか……」


 溜息と共に、遼はキャンプへと足を向けた。


 ***


 キャンプに到着すると、そこは既に混沌の渦と化していた。生徒たちは普段とは明らかに違う雰囲気で互いを見つめ合い、会話し、時に照れ笑いを浮かべている。空気中には甘い香りが漂い、どこからともなく花びらが舞っているように見えた。


 そして何より異様だったのは、生徒たちの頭上に浮かぶ小さな光の粒だった。それはピンク色に輝き、人と人との間に糸のように繋がっていた。間違いなく「フラグの可視化」だった。


『どう? 素敵でしょ? 今日だけの特別サービスよ。フラグが目に見えるようになったの!』


「いや、素敵じゃない。何てことを……」


 遼が呆れていると、キャンプの中央から歓声が上がった。そこにはレオンの姿があり、彼を取り囲むように数人の女子生徒が集まっていた。レオンの頭上には特に多くのピンク色の粒子が漂っており、それは周囲の女子生徒たちと複雑に絡み合っていた。


「相変わらずモテるな……」


 遼がつぶやいた瞬間、彼の目に別の光景が飛び込んできた。キャンプの反対側、木陰に立つ銀髪の少女——セリア=フィーン。


 彼女の周りには虹色の光が漂い、その手から放たれる光が次々と生徒たちのフラグを強化しているようだった。セリアは遼に気づくと、静かに微笑んで一礼した。その表情には、挑戦の意思が見て取れた。


「セリア……」


 二人の視線が交差した瞬間、島全体が再び震動し、上空から声が降り注いだ。


『フラグブレイク戦争、スタート! 今日一日、二人の使いたちは島中のフラグを巡って戦ってもらうわ! 神代遼は折る側、セリア=フィーンは立てる側! 夕陽が沈むまでに最も成果を上げた方に、特別な報酬を与えるわ!』


 アフロネアの声に続いて、別の声も空から降り注いだ。それはより若く、透明感のある男性の声だった。


『皆さん、恋愛は人生の宝物です。今日という日を大切な思い出にしてください。セリア、私の祝福を』


 ユーノスの声だった。二柱の神の宣言に、キャンプの生徒たちは混乱しながらも、どこか祭りの高揚感に浸っているようだった。


 セリアは遼の方へと歩み寄ってきた。彼女の足取りには優雅さがあり、その瞳には決意が宿っていた。


「神代さん、今日は戦いの日のようですね」


「望んでいたわけじゃないんだけどな……」


 セリアは小さく微笑んだ。その笑顔には、敵対心よりも、どこか楽しむような調子が見て取れた。


「でも、私たちの道は違います。私は恋愛が成就することで魂が救われると信じています」


「僕は……選ぶ自由を大切にしたいだけだ」


 二人の会話が続く中、周囲のフラグは次第に強まっていった。キャンプ中の生徒たちの恋愛感情が、二人の対決を前にしてさらに高まっているかのようだった。


『さあ、二人とも頑張りなさい! 私はあなたを応援してるわよ、神代!』


『セリア、恋愛の美しさを彼らに示してあげて』


 二柱の神の声が重なり合う中、遼とセリアは静かに頷き合った。言葉にならない了解——真摯に自分の役割を果たすという約束がそこにはあった。


 ***


 最初の「戦場」は、キャンプの食料調理場だった。ラティアとレオンが一緒に朝食の準備をしており、二人の間には確かなフラグが立ち始めていた。ラティアの頬は微かに赤く、レオンも普段より柔らかな表情で彼女に接している。


 セリアは静かに二人に近づき、何気ない様子で会話に加わった。彼女の手からは見えないエネルギーが放たれ、二人のフラグを強化していく。


「レオン先輩、ラティアさんが切った野菜、とても美しいですね」


 セリアの言葉に、レオンは頷いた。


「ああ、ラティアは細かい作業が得意だな。料理の才能があるよ」


 その言葉にラティアの頬がさらに赤くなる。彼女の頭上のフラグが明らかに強まった。


 遼はそれを見逃さなかった。彼も調理場に近づき、さりげなく割り込む。


「おはよう。手伝おうか?」


 その言葉と共に遼は、わざと足を滑らせたふりをして、二人の間に入り込んだ。その動きでレオンとラティアの間に距離が生まれ、フラグが弱まっていく。


「あ、ごめん。朝から不器用で」


 遼の言い訳は、セリアの目には明らかな妨害行為に見えた。彼女は小さくため息をつき、再び二人を近づける作戦に出る。


「神代さん、その包丁危ないですよ。レオン先輩、教えてあげてください」


 セリアの提案に、レオンは頷いて遼の横に立ち、包丁の持ち方を教えようとする。しかし、その動きでラティアとの距離が再び開いてしまった。セリアの作戦が裏目に出たのだ。


 このような小さな駆け引きが、朝食の準備の間中続いた。時にセリアが優勢になり、時に遼が優勢になる。そして朝食が完成した頃には、ラティアとレオンのフラグは結局あまり変化していなかった。初戦は引き分けとも言える結果だった。


「なかなかやるじゃない」


 遼がセリアに声をかける。彼女は優雅に微笑んだ。


「ありがとうございます。でも、これはまだ始まりに過ぎません」


 その言葉通り、キャンプ内では既に次々と新たなフラグが立ち始めていた。朝食を共にする生徒たち、水汲みに向かうペア、偵察の準備をする小さなグループ——それぞれの場所で、恋愛の兆しが芽生えていた。


 遼とセリアは、一旦距離を置いて朝食を取りながら、次の戦場を探していた。


『面白くなってきたわね!』


 アフロネアの声が、遼の頭の中で弾むように響く。


「君は楽しんでいるようだな」


『もちろんよ! こんなに面白い展開、久しぶり! ところで、次はどのフラグを狙うの?』


 遼は周囲を見回した。確かに島中がフラグだらけだったが、特に強く輝くものを狙うべきだろう。


 彼の視線が、キャンプの端で一人、薬草を集めているフローラに向けられた。彼女の周りには微かなフラグが漂っていたが、まだ誰かと強く結びついてはいなかった。


 しかし、フローラが静かに立ち上がり、木陰で休んでいる男子生徒——食料調達班のエリオットに近づいていくのが見えた。彼女は何か薬草を手渡そうとしているようだ。


「あそこか……」


 遼が立ち上がった瞬間、セリアも同じ光景に気づいたようで、彼女も動き出した。二人は同時に、フローラとエリオットの方へと向かい始めた。


 新たな戦いの幕開けだった。


 ***


 午前中、島のあちこちでフラグを巡る戦いが繰り広げられた。フローラとエリオットのフラグは、結局セリアの勝利となった。彼女の巧みな誘導で、二人は薬草についての長い会話を楽しみ、確かな親密さが生まれていた。


 次の戦場となったのは、浜辺での釣り大会だった。数人の生徒たちがグループを作って魚を競って捕まえようとしていたが、その中で医療班の女子生徒と技術班の男子生徒の間にフラグが立ちかけていた。


 遼はさりげなく二人の間に入り込み、会話をかき乱すように振る舞った。セリアはそれを阻止しようとしたが、今回は遼の戦略が功を奏し、フラグは見事に折れた。


 一進一退の攻防が昼過ぎまで続き、どちらも三勝三敗という互角の戦いが続いていた。


 太陽が頭上に昇り、暑さが増してきた頃、生徒たちは木陰で昼食を取り始めた。遼とセリアも疲れを感じつつ、木の下で休息を取っていた。


「なかなか大変な一日ね」


 セリアの声には、疲れと共に、どこか楽しむような調子も混じっていた。遼も小さく頷いた。


「正直、こんなに神経をすり減らす一日になるとは思わなかった」


 二人の会話が続く中、頭上から突然の声が降り注いだ。


『やっぱり面白いわね、この対決!』


 アフロネアの声に続いて、ユーノスの声も響く。


『二人とも素晴らしい働きぶりです。恋愛の多様性が、この島に美しく広がっている』


 空を見上げると、そこには巨大な二つの顔が浮かんでいた。アフロネアの白銀の髪が風に揺れ、ユーノスの金色の瞳が太陽の光を反射している。まるで映画の字幕のように、二柱の神の会話が空に浮かび上がる。


「おい! 気持ち悪いから出てくるな!」


 遼の抗議に、アフロネアは大きく笑った。


『失礼ね! 私たちは審判役よ。それにちょっと退屈だったし』


『姉上、あまり彼らをからかわないでください』


『もう! ユーノスは相変わらず堅いわね。少しは楽しみなさいよ』


 二柱の神の茶番じみた会話に、周囲の生徒たちは驚きと当惑の表情を浮かべていた。しかし奇妙なことに、彼らはすぐにそれを受け入れ、日常の一部であるかのように食事を続けていた。神域の影響か、異常な事態への順応力が高まっているようだった。


 セリアは静かに立ち上がった。


「午後の部も頑張りましょう、神代さん」


 その言葉には、純粋な競争心と、どこか仲間としての連帯感が混じっていた。遼も立ち上がり、軽く肩を回した。


「ああ。でも、正直言って疲れた。君も休憩したらどうだ?」


 セリアは微かに笑った。その表情には、戦いの中で生まれた奇妙な友情のようなものが垣間見えた。


「ありがとう。でも、使命は使命です」


 彼女が去っていく背中を見送りながら、遼は改めて自分の「使命」について考えていた。フラグを折ることは、本当に正しいことなのか。そしてセリアのように、恋愛を成就させることが救いになるのか。


『何を迷っているの、神代?』


 アフロネアの声が遼の思考を遮った。


「いや、何も」


 彼は立ち上がり、次の戦場に向かった。島のあちこちで生まれるフラグを感知しながら、彼は自分の役割を果たすため、再び歩き始めた。


 ***


 午後の戦いはさらに熾烈を極めた。島の温泉近くでは、レオンを中心としたグループが湯浴みの準備をしていた。そこには複数の女子生徒のフラグが絡み合い、セリアは積極的にそれらを強化しようとしていた。


 対する遼は、「混浴はマナー違反」という理由をでっち上げ、巧みに男女を分ける提案をした。その結果、多くのフラグが一気に弱まった。


 次に戦場となったのは、キャンプの探索隊の編成だった。複数のペアが組まれる中で、遼とセリアはそれぞれ自分に有利なペアリングを主張し、ほとんど喧嘩のような状態になった。


「男女ペアでの行動は危険です」


 遼の主張に、セリアは反論する。


「いいえ、むしろ相互に助け合える体制が必要です」


 二人の対立に、レオンが仲裁に入った。


「落ち着け、二人とも。素直に言ってくれ、何が目的なんだ?」


 遼とセリアは一瞬言葉に詰まり、互いに視線を交わした。二人の戦いが行き過ぎていることを、レオンの問いかけで気づいたのだ。


「すまない、レオン。少し熱くなりすぎていた」


「申し訳ありません。私も……少し行き過ぎました」


 二人の謝罪に、レオンは不思議そうな表情を浮かべたが、深く追及はしなかった。結局、探索隊は「安全性」と「効率性」の両方を考慮したペアリングとなり、遼とセリアの戦いも引き分けのような形になった。


 日が傾き始める頃、島全体を震わせる声が再び響いた。


『もう少しで決着の時間よ! 現在の成績は、神代チーム七勝、セリアチーム七勝で同点! 最後の決戦場はどこかしら?』


 アフロネアの声に続いて、ユーノスの声も重なる。


『素晴らしい戦いでした。最後の勝負に相応しい場所は……』


 二柱の神の声が途切れた瞬間、島の中央から一筋の光が立ち上がった。それは砂浜から夕焼けの空へと伸びる、金色と紫色が混ざり合った光の柱だった。


『さあ、二人とも、最後の戦場に向かいなさい』


 その促しに、遼とセリアは顔を見合わせ、静かに頷いた。一日の戦いを経て、二人の間には奇妙な連帯感が生まれていた。敵対者でありながらも、互いの信念を尊重し合う関係。


 二人はキャンプを後にし、光の柱に向かって歩き始めた。道中、彼らは言葉を交わさなかったが、その沈黙には友好的な空気が流れていた。


 ***


 浜辺に到着すると、そこには既に多くの生徒たちが集まっていた。彼らは半円を描くように立ち、中央の光の柱を見つめている。その光の中には、二つの形が浮かび上がっていた——レオンとラティア。


 二人は光に包まれ、まるで舞台の上の役者のように立っていた。彼らの周りには、一日の中で最も強いフラグが渦巻いており、それは成就直前の状態だった。


『最後の戦場は、この二人のフラグを巡る戦い! 神代は折ることができるか? セリアは成就させることができるか?』


 アフロネアの宣言に、遼とセリアは前に進み出た。二人の表情には、これまでの戦いの疲れと、最後の勝負への決意が刻まれていた。


 レオンとラティアは、光の中で互いを見つめていた。彼らの表情には、一日の間に育まれた特別な感情が浮かんでいた。しかし、それは完全なる恋愛ではなく、友情と尊敬と、そして可能性が混ざり合った複雑なものだった。


 セリアが一歩前に出て、静かに手を広げた。彼女の指先から虹色の光が溢れ出し、レオンとラティアのフラグを包み込む。


「このフラグは純粋な心から生まれたもの。恋愛の美しさを、二人に届けましょう」


 セリアの祈りは、確かにフラグを強めていった。レオンとラティアの間に流れる感情は、より明確に、より強く変化していく。


 遼は一瞬、躊躇した。レオンとラティアのフラグを折るべきか。彼らの関係は、確かに自然に育ったものであり、神々の干渉がなくとも生まれていたかもしれない。


「神代? どうするの?」


 セリアの問いかけに、遼は決意を固めた。彼は一歩前に進み、左腕の腕輪に触れた。


「僕は……彼らの選択を尊重する」


 その言葉に、周囲から驚きの声が上がった。


「折らないということ?」


 セリアの瞳が大きく見開かれる。


「ああ。このフラグは彼ら自身が育てたもの。僕が折る必要はない」


 遼の選択は、浜辺に静寂をもたらした。そして次の瞬間、空から二つの声が重なり合って響いた。


『まさか……折らないという選択を!?』


『素晴らしい決断です』


 アフロネアとユーノスの声が交錯する中、光の柱は徐々に薄れ、レオンとラティアの姿がはっきりと見えるようになった。二人は互いを見つめ、言葉を交わしていたが、その内容は周囲には聞こえなかった。


 やがて光が完全に消え、二人は普通に浜辺に立っていた。彼らの間のフラグは残ったままだったが、それは必ずしも恋愛に直結するものではなく、互いを尊重し合う深い絆の象徴となっていた。


「私も……賛成です」


 セリアが静かに言った。彼女も手を下ろし、フラグの強化を止めた。


「強制的な成就ではなく、彼ら自身の選択に任せるべきでした」


 二人の選択に、空からの声が再び響く。


『なんて意外な結末! 両者とも自分の役割を放棄するなんて!』


『いいえ、姉上。彼らは最も大切なことを理解したのです——心の自由を尊重することの意味を』


 アフロネアの声には驚きと共に、微かな感心の色も混じっているようだった。


『まあ、驚くべき決断よ。でも、これで引き分けね。お互い八勝八敗ってところかしら』


 その宣言に、遼とセリアは顔を見合わせ、思わず笑みを浮かべた。一日の熾烈な戦いが、このような形で終わるとは、二人とも予想していなかった。


 空から金色と紫色の光が降り注ぎ、遼とセリアの腕輪に吸収されていく。遼の腕輪は「12.5」へと数値が変わり、セリアの腕からの虹色の光も、より深みを増していた。


『今日の報酬よ。二人とも、素晴らしい戦いだった』


 アフロネアの声には、珍しく素直な称賛が込められていた。


 浜辺に集まった生徒たちからは拍手が沸き起こり、まるで劇場の幕が下りたかのような雰囲気が広がった。しかし彼らの記憶は既に変化し始めており、この一日の出来事は「楽しい浜辺の祭り」として記憶されるようになっていた。


 夕日が水平線に沈み始める中、遼とセリアは静かに並んで座っていた。彼らの間にも、小さなフラグが生まれていることに、二人とも気づいていたが、敢えて言葉にはしなかった。


「楽しい一日だった」


 セリアの言葉には、素直な感情が込められていた。


「ああ。でも、もう二度とごめんだ」


 遼の返答に、セリアは小さく笑った。その笑い声は、夕焼けの浜辺に優しく響いていた。


 空からの声はもう聞こえず、島は再び静けさを取り戻していった。しかし、この一日の戦いは、二人の関係に確かな変化をもたらしていた。敵対者としてではなく、互いの信念を尊重し合う友として、二人の絆は深まったのだ。


 夕陽が完全に沈み、最初の星が空に瞬き始めた頃、二人は立ち上がり、キャンプへの帰路についた。明日は再び山頂への挑戦が待っている。そして、それがどんな展開をもたらすのか——。


 二人の表情には、未知の冒険への期待と覚悟が、静かに映し出されていた。

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