第9話 アイクとゲン
ゲンの死んだ後、液体は全て自動で洗い流された。
作業用アンドロイドが部屋に異常がないことを確認すると、監査室の廃棄完了マークが点滅した。
この日の品番不明の完全人型アンドロイド全ての処分が、完了したのだ。
アイクの家のそばに住んでいた人たちのもとにはカウンセラーが訪れた。
行政からは「危険なアンドロイドは処分した」との知らせがあり、相変わらずアイクの家だった建物の前にはアイクがよく買って家にストックし、隣の家の子供達にあげていた飴と五目ごはんの素が山になっていた。
三日後には、アイクの育てていた苗は公民館の花壇に植え替えられた。
そうして世界はもとにもどった。
アンドロイドのアイクと人間のゲン トてら @totetotetotete
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます