歴史浪漫小説!

私は歴史ものを(ほぼ)読んだことがないので、読み始めた瞬間じつは身構えてしまったのですが、圧倒的描写力があって、何が起こっているのか、どんな風景なのかが目に浮かぶ物語として完成度の高いものを読めてかなり興奮しています。
まず物語を書く、ということがとても難しいことであり自分の心だけを出力するだけでは物語として他者が読んでくれるかはとても難しいことだと(わたしは)思っているのですが、それをこの短編の中で見事に物語化させているところが作者様の凄いところであり、歴史や人物のことを知らなくても読めてしまうということは、私はもうこれは技術というか魔法に近いでしょうと思っています。企画の暴力という形に沿って自分の書きたいものを書き上げた熱意が伝わってきてあついぜ!!と読みながら思いました。
とても幻想的で浪漫ある歴史小説!!おもしろいです!!読もう!!