本物の経営者の本気の情熱が未来を変える!野口功司著『ビジネス革命99の極意』を読んで

シロハル(Mitsuru・Hikari)

本物の経営者の本気の情熱が未来を変える!野口功司著『ビジネス革命99の極意』を読んで【感想大賞受賞・Hikari】

この度、CBTソリューションズCEOの野口功司さんの初の著作となる『ビジネス革命99の極意』が発売されました。



感想を一言で表現するならば、「本物の経営者の本気の情熱が未来を変える!」といったところでしょうか。


年商100億円の社長によるビジネス書であるにも関わらず、とても読みやすく、誰もが「自分も実践できるかもしれない」と思える成功マインドが沢山語られているところに、大きな魅力を感じました。


ページをめくるたびに、「日本の未来はまだまだ捨てたものじゃない!」とワクワクするような新刊本に出会えたのは、一体何年ぶりのことでしょう。


ご自身の血と汗の結晶である本書のなかで、特に印象に残ったのは、この言葉。




どうすれば、明るい未来を招くことができるのか?


答えはたった一つ。日本経済を復興させることです。


野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より



一つの会社経営を飛び越して、日本経済まで憂えている野口社長。


その視野に広さに感銘を受けました。


そして、日本経済を復興させるための秘策として、100億円規模のビジネスを展開する起業家を多数養成することを挙げておられます。





一つのビジネスを作り出し、100億までいくことは可能だということです。

そういう社長が100人いればどうか。

100億×100=1兆円となるのです。


(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)




一人の力は大したことがない。

何もできない。

が、100億円規模の会社を経営する社長が、1,000人から10,000人集まればどうでしょう。

それなりのことは出来るのではないでしょうか。


(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)





本書全体を通して、「後進の者たちを育てたい」と常々語られている野口社長の、教育者としての愛を感じます。


せっかく良書を読んだのに、自分だけの学びにしてしまってはもったいない!


ということで、個人的に、心ときめいたポイントをまとめていきたいと思います。


あくまでポイントなので、本格的にビジネスマインドを学びたい方は、書籍の方をじっくりとお読みください。


まずはマインド面が大切かと思うので、第一章を重点的にご紹介します。






第1章マインド



1.働くことの意味を考えろ


人間には究極の幸せが4つある。

愛されること、褒められること、役に立つこと、必要とされること。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)




野口社長の大切にされている言葉の一つ。


究極の幸せのうち、「愛されること」以外の「褒められること」「役に立つこと」「必要とされること」は仕事を通じて得られるといいます。


そう言われると、仕事という存在の尊さを改めて実感できる気がしますね。


さらに踏み込んで言うと、仕事を通じて沢山の方のお役に立つことで、皆さまから「愛される」ことも可能になると思います。


まずはじめに、仕事というものが、人間の究極の幸せに繋がるという論点を持って来られているのがさすがです!






2.命の価値=時間の価値


その労働をただお金をもらうだけに費やす人と、やりがいのある仕事で楽しく仕事できている人では、時間の価値が違う。

意味のある時間を過ごすことが命の価値であるならば、仕事を意味のあるものにした方が絶対に良い。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)




私たちの人生の時間の大部分を占めていると言っても過言ではない、仕事の時間。


だったら、楽しく真剣に、やりがいを持って打ち込める仕事を探して、意味のある人生を過ごしたいものですね。





3.努力は報われない。正しい努力が報われる


ただ闇雲に「努力」をしても、報われる可能性は極めて低い。

正しくない努力はマイナスですらある。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)



耳の痛い話ですが、どんなに頑張ったところで、その方向性が間違っていた場合、その努力が無駄に終わってしまうことがあります。


そうならないためにも、何が正しい道なのかを、常に行動しながら考えなければなりません。






6.品質と納期。80点理論


品質を高めるためには、どうしても時間がかかる。他方、納期を守ろうとすれば、品質が疎かになりがちだ。

つまり、品質と納期を共にこなしていくことは、矛盾をはらんでいるのである。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)


仕事ができる人というのは、こういう場合に上手くバランスを取れる人だ。100点満点を目指すのではなく、80点品質のものを、一つでも多く納める人。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)




仕事において求められているのは、品質と同時にスピード。

職人気質の人がどんなに完成度を求めても、顧客目線で見れば、80点も100点も実は変わらない。


100点満点を目指すのはアーティストの世界で、ビジネスにおける正解ではないと心得ること。


完璧主義の傾向が強い自分には強く心打たれるものがありました。


仕事においては、8割主義で、どんどん量をこなしていける人になりたいものです。





8.付き合う人のレベルを変えろ


付き合う人のレベルで、人生の「気づき」は変わる。視座の高い人々と交流していけば、おのずと自分の視座も上がり、自然と良い環境に行きつくはずである。

(野口功司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』より)



どうやら、「朱に交われば赤くなる」ということわざは、真理のようです。


自分のレベルを変えたければ、付き合う人のレベルを変えたり、より切磋琢磨できる環境に飛び込むのも一つ。


特に、自分より視座が高い人と付き合うことで、自然と自分が磨かれていくのだと思います。



以上が第1章からの抜粋ポイントになります。


マインド面だけでも、仕事や生活に生かせそうなポイントが沢山ありますね。


ここからは、第2章以降のポイントを、さらに簡単にはなりますが、ご紹介したいと思います。




第2章 マーケティング



14.競合調査をして業種を選べ


牛丼屋とカレー屋、どちらかをやれと言われたら、野口社長が選ぶのは○○○一択!


その納得の理由とは?




18 .クロスクリエイティブを考える


既存のAとBを足してCを生み出せないか?


常に世の中にアンテナを貼ろう。




21.「ランチェスター弱者の戦略」を学べ


少ないリソースと資金で、どうやって自分の城を築くか。


選択と集中により、勝敗が決まる。




第3章


28.アップトレンドのマーケットを狙え

アップトレンド(これから伸びる市場)でかつブルー・オーシャン(未開の市場)を狙おう!



42.SNSを駆使する

SNSを使うことで、弱者が個人レベルでも発信力を持つ時代。

特に若手が上の世代に勝てるチャンス!

Xではいつもお世話になっています♪




第4章 スキル・営業



46.ゴールからの逆算を

目標設定の際には、必ずゴールから逆算して、1日の行動計画に落とし込むこと。

何となく1日をすごすのはもったいない!



49.悩んだらカッコいい方を選べ

Xでも呟かれていて、カッコいい!となりました⭐️

悩んだらカッコいい方を選んで失敗した方が、自分も納得できますね。



55.営業に必要な要素「愛嬌」


最後は愛嬌が武器。

優秀なだけでは人は動かない。




第五章 組織・マネジメント


65.管理者とプレーヤーの違いを認識して人事を行う

名選手名監督にあらず。

プレーヤーとして優れた社員が、マネージャーとして優れているかは別問題。



76.「納得感」を大事に

自分自身の行動においても、社員との関係においても、納得感を得られること。

心にモヤモヤを抱かず、健全な気持ちで仕事を継続するために。




第6章 経営


78.最初にバスに乗せるメンバーを決めろ

有名な『ビジョナリー・カンパニー』の一節。

創業時に誰をバスに乗せるかでその後の成功が決まる。

経営者の資質も問われている。



83.時は金なり。今日やるべきことを明日に伸ばすな

古来、優れた兵法家はみな素早いが、特に経営は、スピードが勝負。

決して時間を無駄にせず、死ぬ気でやること。




第7章 最後に


92.何かを始めるのに遅すぎるということはない

何歳でも、今の自分が一番若い。

挑戦しようという気持ちを持ち続けることが大事!




【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

少し抜粋しただけでも、読み応え抜群の良書であることが伝わってくるのではないかと思います。


私が一番感動したのは、野口さんの原動力が「日本経済を発展させたい!」という情熱にあるところです。


情熱の炎があるところに、志高い者が集まります。

彼らが一丸となれば、本当に日本の未来は明るく開けるかもしれない。


そんな夢を見せてくれる方が同時代にいらっしゃり、共に活動していることに、心から感謝したいと思います。


経営者だけでなく、将来経営者を目指す人や、社会人として活動している全ての方にとって、必ず学びのある一冊だと思います。


この記事が、野口浩司著『経営者・ビジネスマンのためのビジネス革命99の極意』の魅力を伝える一助となれば幸いです。



最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。

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