第2回 「主人公」とは

< Wikipediaさんより引用 >

※さすがに長いので適宜省略します


◆語り手

一人称小説では語り手(視点人物)であることが多いが、三人称小説では別に語り手の役職が存在するため、そうでないこともある。


◆行為者

他の登場人物たちとの関係、ないし物語上の機能として定義されるされる行為を行う者。

ソ連の昔話研究家ウラジーミル・プロップの分類では、「敵対者」「贈与者」「助手」「王女とその父」「派遣者」「主人公」「偽主人公」の7種の行動領域がある。

派遣者によって送り出され、贈与者の試練を経て魔法的な力を手にし、助手の助けを得ながら敵対者との対決に勝利するが、手柄を主張する偽主人公と対立するものの最終的にはそれを退けることで王女とその父によって認知され、王女と結ばれる者である。

アルジルダス・ジュリアン・グレマスは、「主体」「対象」「恵与者」「受益者」「補助者」「敵対者」の6種の行為項に分類した。


◆問題を解決する者

広義のドラマを骨格とする物語においては、主人公は物語の中で解決しなければならない何らかの問題を抱えており、クライマックスで、物語上の最大の問題と対決する役割を担う。

主人公の死、敗北や失敗を描く物語もある。


◆主題の実行者

物語の主題(テーマ)を実行する者


◆操作可能なキャラクター


◆越境する者

ユーリ・ロトマンは物語世界の空間を内(我々)と外(彼ら)に分け、内・外の境界を越える人物を主人公とした。


◆感情移入の対象

受け手に自分とは異なる人生を擬似体験をさせることを主眼とした物語作品では、主人公が感情移入や共感の対象となることが求められる。

ただし、感情移入がしづらい主人公でも物語は成立する。


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ウィキ先生も迷走しているなぁ、という印象。

ユーリ・ロトマンさんという人についてはよく分からなかったのだけど、境界を超えるって聞くと、『終わらない物語』においてファンタジエンと現代を行き来した、BBBあたりを思い出しますね。

めっさ余談ですが、現代も深く影響するにも関わらず、『終わらない物語』『ハリーポッターシリーズ』はハイファンタジーに分類されるようです。どちらの世界に重きを置くか、なのかしら。


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< 私の考える定義 >


「主人公」とは

物語を導く者。読者を物語の世界へ案内する者であり、その人がいなくては物語が成立しない絶対的な存在。


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登場人物全員が主人公、もアリです。『銀河英雄伝説』田中芳樹著では全員が英雄であり主人公です。リップシュタット戦役における主人公は二人のコンラートだ、と声を大にして言ってもいいと思います。

この人なしには物語は成立しない、という意味なら、キルヒアイスこそ真の主人公と言えるかも。


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< あなたの考える定義を教えてください >


「主人公」とは〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇である。

こちらをコピペしてもらっても構いませんし、オリジナルの言葉でもありがたいです。あなたの考える「主人公」を教えてください。


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余談:拙作をご存じの方には参考になる(もしくは笑える)かもしれない内容


< 「終末の王国」に当てはめてみる >

https://kakuyomu.jp/works/16818093089761229195


ウラジーミル・プロップさんの分類が面白いのでやってみよう!


おさらい(プロップさんの主張)

主人公とは、派遣者によって送り出され、贈与者の試練を経て魔法的な力を手にし、助手の助けを得ながら敵対者との対決に勝利するが、手柄を主張する偽主人公と対立するものの最終的にはそれを退けることで王女とその父によって認知され、王女と結ばれる者である。


・派遣者……聖教皇(光の精霊)

・贈与者……虹の女神と精霊のみなさん

・助手……旅の仲間(レオニアス、シアン、ウヌ・キオラス、ミラーノ)

・敵対者……「影法師」のみなさん、一部の貴族、魔獣のみなさん、影の精霊

・偽主人公……貴族のおっさんのみなさん

・王女とその父……第二王子であるアルフェリムとその父である国王


え、こうしてみたらすんごい王道の物語じゃない!?

アルフェリムはやはりヒロイン枠で合っていた!


ぜひみなさん、ご自身のキャラでやってみてください。楽しいです♡

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