やっぱり動物は、悟ると自分から姿を消すのですね…と冒頭「だけ」を読んだ時は思いました。
「猫のように静かに」の具体的ないきさつを読んでいるうちに…とても苦しくなりました。
主人公も「この選択でいいのか」と迷っています。文章から伝わる重圧に潰されそうになりながら、あのラストを読むと、いろんな感情が混ざって涙が出てこなくなる感覚に襲われます。
「おまえが頑張ってきたことは無駄だったんだ」と突きつけられたような居心地の悪さに吐き気がしそうです。
タイトルの「猫のように静かに」は、考えさせまれます。
後腐れのないように、限られた時間を過ごそうと思いました。