おまけ2 改めて紹介させてください
物語の雰囲気とかそっちに触れていきましょう。
物語設定がよく練られていたり、好みだったりする物語を紹介します。
物語設定賞
無機も有機も嚙み分ける りょっぴーぴあ様
https://kakuyomu.jp/works/16818622170996907023
→死後の魂が行き着く場所で魂管理局で働いていく。設定はあるいしても、主人公の天のシニカルさや複数の属性もちなところは、結構好きだったりします。
【第1部~3部総合版】アルカーナ王国物語~赤毛の剣士と夜明けの狼~ 東雲 晴加様(絵文字は省略しましたごめんちゃい)
https://kakuyomu.jp/works/16818093089525475011
→決して世界観が大きすぎるわけではないんですが、そこに住む人々の優しさ溢れる物語が、思わず笑みがこぼれます。
最も戻りたくない過去にタイムリープさせられた件について 宇治ヤマト様
https://kakuyomu.jp/works/16817330667764208382
→タイムリープをして都合の良い場面に行くのではなく、むしろ一番行きたくないところにいくところに斬新さを感じました。
CHILDREN~声なき天使たちの革命~ 風雅ありす様
https://kakuyomu.jp/works/16818093094057099159
→海外が舞台で子供たちの革命という悲しき実態を描きつつ、その先を変えていこうという力強さには希望を感じました。
忘れん坊のサンタさん しあわせ たぬき様
https://kakuyomu.jp/works/16818093092284892273
→トナカイさんががんばって、しかもかわいい。もうこれだけで、十分じゃないだろうか。
灯心までは何カンデラ――導きの神と精霊たちと、創世者の物語―― 豊森 卵来様
https://kakuyomu.jp/works/16818093090611445311
→転生先を導くという、あまりきかない設定ではありますがが、その根底にあるのは優しさだと感じます。その思いはとても温かいです。
設定って、なかなかに難しい部分だとは思いますが、その中でも栄えある最優秀はこちら。
最優秀物語設定賞
一般的核家族生体展示 矢向 亜紀様
https://kakuyomu.jp/works/16818093090762396477
→少子化対策や文化保護のために一般的な家族が展示されるという設定は、驚愕と同時に戦慄です。そこに至るまでの父が作ったチャーハン。閉鎖的で完結された環境での幸せ。色々なことを考えさせられた怪作でした。
では次。
むなくそ賞です。
むなくそ悪かったり怖かったり、悪感情である揺さぶっていくその力は、まさしく物語の力なのですから。
ゲロチューしたいほど君がスキ あんぜ様
https://kakuyomu.jp/works/16817330667082437831
→もうむなくそ悪いけど、もうこれは乗り越えていくしかない。しっかりとラオウを見習ってほしい。お前が守っていくんだよ。
靴ひもはほどかれる にのまえ(旧:八木沼アイ)様
https://kakuyomu.jp/works/16818622172051459697
→オカルト的な展開を主軸にしたサスペンス。なんというか、どんどん連鎖していく教祖の数珠繋ぎ、まるで呪いのようだ。
いつまでも青空の下で待っている 灰湯様
https://kakuyomu.jp/works/16818093089922916109
→主人公環夜の幼さと不条理さが光ります。世界観自体のダークな雰囲気もさておき、彼の性格でイライラさせられる部分も、唯一無二の魅力です。
散り際の月光 幸/ゆき さん @WGS所属様
https://kakuyomu.jp/works/16817330666673190003
→もともと明るい世界観ではないけど、それを打ち砕かれる様の絶望感は一塩です。むごい。
熱願冷諦 深川夏眠様
https://kakuyomu.jp/works/16817330655555049773
→語り口の違和感、主人公の違和感。そして訪れる最後の展開。怖いと同時に、思いのすれ違いに悲しさも感じます。
毒も少量なら薬になると言いますが、大量の毒はどうなってしまうのか。
それもエンターテインメントな最優秀作品はこちら。
近畿地方にいるおもろい奴について ド菌様
https://kakuyomu.jp/works/16818622171982459836
→もはやむなくそというか犯罪記録。逆立ちしたって書けやしないこの話は逆に芸術的とすら感じます。舞城王太郎チック。ここまで振り切れているのはもはや才能と言っても過言じゃないです。
長くなりすぎてもいけないので後二つでいきます。
やっぱり長編に偏りがちなので、せっかくなので短編賞でいきます。
短編賞
夢の中で彼に会えるから 名月 楓様
https://kakuyomu.jp/works/16818622172631958664
→浮気している彼女というとすごい聴こえが悪いですけど、でもその相手を思うと、ほんと切ない。
十刷本 神崎諒様
https://kakuyomu.jp/works/16817330656100570782
→十刷本が主人公という世界観もさることながら、最後の一言が好きすぎる。
玄関前のメリークリスマス 久保良文様
https://kakuyomu.jp/works/16818093074682063604
→五万字以下は短編です。玄関前にコタツを出すという設定もそうですが、摩訶不思議ギャルとの交流というほっこり感がとても良いです。
気づいてよ 栗ご飯様
https://kakuyomu.jp/works/16818622170301244349
→幼馴染への想いを素直に言えないじれったさがたまらないです。
そもそも今回は短編が少なすぎてエグイな!
そんな中の栄えある最優秀はこちら。
最優秀短編賞
由太郎君へ 山の下馳夫様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881002052
→残された時間を思うと、生への執着と死への恐怖がつきまとう。そんな中で残せるものに気付いた。本当に短い物語なのに、その心情が手に取るように伝わってくる力強さは、まさしく小説の力です。
やっぱり最後はあれですね。
物語全体の感想でしょうね。
今回読ませていただいた中で、特におもしろいと感じた物語を再度紹介します。
優秀賞
【第1部~3部総合版】アルカーナ王国物語~赤毛の剣士と夜明けの狼~ 東雲 晴加様(絵文字は省略しましたごめんちゃい)
https://kakuyomu.jp/works/16818093089525475011
→イルちゃんの始まりは、とても険しいものでした。でも出会った彼らと交流して居場所を見つけて、自分らしく生きていく術を得た。家族にも認められて、好きな人もできて、どこまでも幸せな想像が広がっていく。子供だましだろうが、それでいいんです。幸福であることは、何事にも代えられないものなのだから。
一般的核家族生体展示 矢向 亜紀様
https://kakuyomu.jp/works/16818093090762396477
→設定のインパクトはさることながら、閉ざされた世界での幸福について、抵抗のような受け入れているような、不思議な感覚が芽生えます。ただ閉ざされた世界について、間違いない幸福があると思いながらも、それでも信じているのかもしれない。想像の余地に思わず思いを乗せてしまいたくなりますね。
快刀ディクショナリー~三文字学園潜入編~ ノエルアリ様
https://kakuyomu.jp/works/16818622171196266210
→熟語たちのワイワイ騒ぎは、読んでいてとても楽しい気分になるものでした。それぞれの活躍シーンに胸が熱くなり、麒麟児と不思議ちゃんの物語に切なさも感じる。でも実は、不死身ちゃんのなんだか不安定な感じも、結構好きだったりします。わかりやすさと意味が生き方を縛るという独自性は、とても興味深かったです。
炭水化物の調術師 ~パンが好きすぎる見習い錬金術師、残念な素材マニア師匠やドM騎士と暴走~ しろしまそら様
https://kakuyomu.jp/works/16818093075467228013
→もう単純に、エミリアちゃんが好きすぎる。このパンキチぶりがひたすらに面白くて、他のキャラクターとの絡みもひたすら楽しませてくれます。楽しくて幸せ。なんかもう単純に、それだけでいいんだと思います。
【2/26コミカライズ1巻&3/24書籍3巻発売!】鈴の蕾は龍に抱かれ花ひらく ~迷子宮女と美貌の宦官の後宮事件帳~【WEB版】 綾束 乙様
https://kakuyomu.jp/works/16816700429146389370
→物語の完成度が流石です。主人公の動機、能力によって起こりうる展開、魅力的なキャラクター、美麗でドキドキな展開と、エンターテインメント性が詰まっていることは、素晴らしいというほかはないです。珖璉様に幸あれ。いや、もう幸せでしたね。
今回読ませていただいた中で、個人的な最優秀作品は――こちら。
最優秀賞
毒使い 【第四部完結】 キタノユ様
https://kakuyomu.jp/works/16818093073803220653
→壮大な世界観を幼少期から、偉大で優しい師から教わり、成長していく王道ストーリーです。そこに住むキャラクターにはみんな魅力があり、だからこそこの世界の平和を願わずにはいられないです。特に師匠たちの魅力が群を抜いていることや、幼い頃から研鑽を重ねた幼馴染との深い友情なども素敵です。藍鬼との別れのシーンについて、この企画の中で唯一落涙したものです。
とても素晴らしい物語でした。
そんなわけで、エンディングへと参りましょう。
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