抑圧との戦いを描く隠れた名作

終盤にかけての手に汗握る疾走感と伏線回収が素晴らしく、読後の満足感がとても高い作品でした。

SNS が主な情報源の1つとなった現代を舞台に、自分の意思を示す大切さが、重厚な物語と魅力的なキャラクター達と共に描かれています。

話の構造上、重い展開になってしまう時でも、ぶれずに軽いオタク口調で明るさを射し込んでくれる『シゲル』がイチオシです。

とても面白かったのでたくさんの人に読んでもらいたいです。

 

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