あまりに、自分と重なる心理。自己肯定感の低い自分は、相手の好意が信じられずなにかの間違いか、或いは罠ではないかとさえ思ってしまう。その壁を打ち破るのは、意外と難しい。それは自分の鎧でもあるから。傷つくのが怖い自分の、心の鎧。
何とも言えない、言葉の選択と、その並び。それが、連結して見事な、「恋」の誌になっています。「それなら優しい嘘でもいい。」って、言葉に、ぐっと来ませんか?一度は、読んで見て、下さい。私が「なろう」時代からの、押しの「小田」先生の作品です。