今日も「最強」は仮面を被る。

Mana

最弱女子、本当は……?

第1話

はじめに



この物語は、今あなたたちが住んでいる世界とは別の世界…まぁ、単的に言うと異世界でのとある物語である。

まず、この世界についておさらいをしよう。


この世界と君たちの世界での違っているところは、大きく二つ。

まず、「魔法」。

炎、水、毒、花、氷、雷の六つの属性が存在し、それぞれの力を宿した「属性王」と呼ばれる精霊が属性ごとに存在する。



だが、例外が二つ。

「光」と「闇」。この二つの属性は、それぞれの属性王にしか使えないというイレギュラー《例外》である。


闇の属性王は、数百年に一度目覚め、人々へ危害を加える。普通の魔法ではあまり効果がなく、一般人では到底勝てる相手ではない。


その時に立ち上がるのが、闇の属性王と対になる存在、「光の属性王」。

唯一闇の属性王に対抗できる光魔法を使い、すべての属性を支配し、他の属性王たちですら敬う、特別な存在。


光の属性王は闇の属性王が目覚めしとき、人間として誕生する。いわば人族の希望の光。


光の属性王となる基準のようなものは判明しておらず、不明な点が多い。


けれども、歴代の光の属性王たちは、何千年、何万年にもわたって闇の属性王を封印し、人々に平和をもたらす、ということだけが確実。



そしてもう一つ、「魔物」。

君たちの世界にいないというのがうらやましい限りだ。


魔物は人を襲い、傷つけ、家を奪い、時には命さえも奪う。物理攻撃は聞かず、魔法でしか討伐は不可能。


そこで組織されたのが、「騎士団」。


誰でも簡単になることができ、魔物のせん滅を仕事とする。


基本的にバディを組んでいて、普段は二人一部屋、騎士団にある量で生活し、魔物が出たら殲滅。それが彼らの日常。




そんな、君たちから見てありえないような、こちらでは当たり前の世界。


見ていってみませんか?

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