整形したいってのは嘘じゃない。軽く口が滑って出てきたような言葉じゃない。実際にいつだったかお金を貯めていた時期もあったし、本気だった。

美人とブス並べたら美人がいいって言うのは、大体もう殆どの人がそうなんじゃないかとすら思う。

ロウは整形してる人とかしてない人とかそういうの多分気にしない。

なんで私が整形をやめたのか、それは化粧をする前後の変化が喜びだったから。単純に。

仕事の付き合いとかで急にお金が必要になったこともあって、貯まるもんもなかなか貯まらなかった。

貯金が下手なんだ。つまり、そこまで超本気ってわけでもなかったって気づいた。

それと、やっぱり周りの反応が怖かったりしてね。

地元を離れて生活しているわけでもないし、知り合いとたまに出くわすこともある。この小さい世界に生きている私は、また誰かに苦しめられることが怖かった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい